手力男神が坐した佐那那縣の地、塚や奥の院、神陵も
[住所]徳島県名東郡佐那河内村上字牛子屋15
[電話]-

天岩戸別神社(あまのいわとわけじんじゃ)は、徳島県名東郡佐那河内村上にある神社。国道438号線を府能隧道あたりで南下していく。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。古くから三社皇太神宮とも称され、三社様、三所様とも呼ばれている。御祭神は、天手力男神天照皇太神豊受皇太神

『古事記』によれば、天岩戸を開けた天手力男神は、「佐那那縣」に坐した、とある。この佐那那縣が佐那河内村の古地名である佐那県を指しているという説がある。

地名の牛子屋(牛木屋)は「大人木屋」とも書かれ、「牛」は「大人(うし)」で「主」のこと。つまり、佐那県の主が住んだ地だという。

ただし、一般的に佐那那縣は三重県多気郡多気町仁田の佐那神社の地に比定される。

当社の社伝によれば、大川原高原中腹にあり、奥の院は天石門別神によって祀られた神陵となっている。

その手前にある磐座が「手力男神の塚」。当地から西方6キロにある神山町鬼籠野元山の天岩戸立岩神社の御神体である巨石を模したものとされる。

江戸時代中期の享保年間(1716年-1736年)より、徳島藩主の蜂須賀家から金幣、幟、灯籠が奉納され、崇敬された。

例祭は10月下旬。神楽や古代米の奉納がある。

【ご利益】
リフレッシュ、身体壮健、開運招福、武運長久・勝運
天岩戸別神社 徳島県名東郡佐那河内村上
【関連記事】
徳島県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、徳島県に鎮座している神社の一覧