式内論社、阿波蜂須賀氏が社名差し止め、八幡神を合祀
八幡神社 徳島県吉野川市川島町児島前池北49
[住所]徳島県吉野川市川島町児島前池北49
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八幡神社(はちまんじんじゃ)は、徳島県吉野川市川島町児島前池北にある神社。JR学駅のすぐ北、通称は地神さん(ちんじんさん)。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 麻殖郡「秘羽目神足浜目門比売神社二座」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創建年代は不詳。天正年間(1573年-1592年)、戦火で焼失した。『川島町史』に下記の記載されており、式内比定の根拠となっている。
蜂須賀氏が阿波を領するにおよび、式内日羽女神社の社号は差し支えありとして、改称するように申し渡されたので、やむなく誉田別命を合祀して、鎮守八幡神社と改称したといわれていて
本来、「秘羽目神足濱目門比賣神社二座」とは、秘羽目神と足濱目門比賣神の二座を祀る神社の意である。

秘羽目神は「秘羽目門比古神」の略称で、「千濱の門の比古神」。足濱目門比賣神は「葦濱の門の姫神」で、河浜の門を司る水防の男女神のこと。

なお、式内社「秘羽目神足浜目門比売神社二座」の論社は他に、市内鴨島町の牛島の杉尾神社、西麻植の中内神社がある。

御祭神は、誉田別天皇・秘羽目神・足濱目門比賣神(足浜目門比売神)。足浜目門比売神は、『日本書紀』天の岩戸の章一書(第三)に登場する。

それによれば、粟の国の忌部の遠祖天日鷲命(あめのひわしのみこと)が作った木綿(ゆう)と書かれてある、天日鷲命の后神である。

当社の例祭は10月24日で秋祭。当日、神輿が出て、また、境内では出店の市が立つ。昔は、屋台が宵祭・本祭・戎祭の3日間出て、現在より賑やかだったという。

また、春の社日と秋の社日がある。それぞれ春分の日・秋分の日に最も近いに最も近いその前後の戊(ツチノエ)の日、春は春社で、秋は秋社。

土地神を祀り豊作を祈り、収穫を感謝する。当社には社日が3本もあり、社日と、この春社・秋社を重視していることがわかる。

他に旧暦6月16日が夏祭で、神主により大祓形代(紙人形)によるお祓いと輪抜けの神事が行われている。

境内社として、拝殿左に石祠があり、手前から、こづきの神さん・天神さん・祇園さんと野神さんの合殿。

【ご利益】
厄災除け、五穀豊穣、安産
八幡神社 徳島県吉野川市川島町児島前池北
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