式内「弥都波能売神社」の有力論社? 讃岐瀧宮を勧請?
八坂神社 徳島県美馬市美馬町字滝ノ宮231
[住所]徳島県美馬市美馬町字滝ノ宮231
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八坂神社(やさかじんじゃ)は、徳島県美馬市美馬町滝ノ宮にある神社。すぐ北に徳島自動車道が走り、美馬ICの近く。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 美馬郡「弥都波能賣神社/弥都波能売神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では無格社。

創祀年代は不詳。当地は、香川県との県境にある竜王山の南麓で、周囲の地名には、久保(窪)、井ノ神、池ノ浦など、水に関するものが多い。

地名の滝ノ宮・滝の宮・滝宮は当社にちなむものと考えられているが、当社そのものと水、滝との関連性は見えないが、水神である、弥都波能売神を祀るには相応しい。

付近には、県指定文化財である滝の宮経塚出土品(たきのみやきょうづかしゅつどひん)の滝の宮経塚がある。

『美馬町史』によれば、江戸時代中期ごろか、坊僧より移り住んだ佐藤家の祖先が氏神として讃岐国滝ノ宮より分霊、勧請したのが起源ともいう。

そうであれば、この時点ですでに式内社「弥都波能売神社」は衰微・廃絶していた可能性がある。地名も、讃岐瀧宮が起源となる。

当社は式内社「弥都波能売神社」の有力論社とされる場合が多いが、そうであっても、それにふさわしい地に、全く新たな祭祀が始まった、ということになる。

その意味では、式内後継社とも言い難い可能性はある。他の論社に、三好市井川町の武大神社、脇町拝原の八大龍王神社、美馬市脇町猪尻の建神社がある。

当社の御祭神は素盞嗚命。本殿の屋根に茗荷紋があるが、社名や御祭神から言えば、木瓜の方が似つかわしい。例祭は10月12日。

【ご利益】
厄災除け、五穀豊穣
八坂神社 徳島県美馬市美馬町滝ノ宮
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