吉野川堤防にほど近い「龍王さん」、圧倒的な大クスノキ2本
八大龍王神社 徳島県美馬市脇町拝原1930
[住所]徳島県美馬市脇町拝原1930
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八大龍王神社(はちだいりうおうじんじゃ、八大竜王神社)は、徳島県美馬市脇町拝原にある神社。脇町八大龍王神社とも。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 美馬郡「弥都波能賣神社/弥都波能売神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では無格社。

創祀年代は不詳。通称は、龍王さん。『阿波志』には「龍祠」とのみ記載される。水神であることは間違いなく、それが式内比定根拠か。

御祭神は弥津波能売命(水波能女神)。例祭は10月16日で秋季例祭だという。現在は拝原の八幡神社の境外末社である。

西南隅の井戸浚えによる白蛇の出現による「雨乞祭り」が干天時に催されていたが、現在は水不足解消により催されていないという。

また、現在地は吉野川堤防から500メートルほど。立地的に水不足が頻繁に起こるという地ではない、との指摘もある。

そこから1キロほど下流で北から流れてきた曽江谷川が吉野川に合流するため、当地は氾濫地帯だった可能性が高く、治水祈願の社、とも。

社地は狭く、拝殿と少し飛び出た本殿があるのみだが、それらを圧倒するクスノキの巨木が社殿向かって左に2本並んで立っている。

背丈も太さも、ほぼ似たようなサイズだが、樹高はそれぞれ18メートルと16メートル、目通り幹囲は6.5メートルと5.8メートルの御神木である。

なお、式内社「弥都波能売神社」の論社は他に、三好市井川町の武大神社、美馬町滝ノ宮の八坂神社、美馬市脇町猪尻の建神社がある。

式内社「弥都波能売神社」は時に、「波尓移麻比弥神社」と次いで語られる。武大神社の場合、その近隣に馬岡新田神社がある。

当社の場合、北数キロに波爾移麻比禰神社がある。また、吉野川の対岸には、式内社「弥都波能売神社」「波尓移麻比弥神社」の母神である伊邪那美命ゆかりの高越山と高越神社がある。

なお、式内社「伊射奈美神社」の論社は多く、当社と同じ脇町には緒尻に八幡神社がある。

【ご利益】
祈雨・天候、厄災除け、五穀豊穣
八大龍王神社 徳島県美馬市脇町拝原
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