アカガシの巨樹は市の指定、白山小学校の泰安殿を移築
酒列神社 福井県越前市米口町21-20
[住所]福井県越前市米口町21-20
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酒列神社(さかつらじんじゃ)は、福井県越前市米口町にある神社。近代社格では村社。県道3号線と19号線の交差する近く、その南方に鎮座する。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。御祭神は少名彦命伊邪那美尊。昭和22年(1947年)、白山小学校の泰安殿が撤去され、当社の社殿として移築された。

本殿の右手前に、アカガシの巨樹がある。樹高24メートル、幹周り3.4メートル。能登半島が北限の暖地性の常緑樹。市指定天然記念物。

地表に現われている巨大な根は互いに癒着して網目状に広がり、樹齢の古さを物語っている。長大な葉を持つことから、別名オオバガシともいう。

市内には牧町に同名の神社がある。「酒列」といえば、茨城県ひたちなか市磯崎町の酒列磯前神社が有名である。御祭神も同じ、何か関係があるのだろうか。

また、酒列磯前神社といえば、やはり茨城県東茨城郡大洗町の大洗磯前神社とセットで語られるが、県内には池田町月ヶ瀬に大洗磯前神社)が、越前町乙坂に大洗磯崎神社がある。

大洗磯-酒列を連想させる神社は日本全国に複数あるが、茨城県に合致する、福井県のこのような符号は、他の地域ではなかなか見られない。何か関連がある可能性がある。

【ご利益】
病気平癒、事業成功、産業振興、夫婦和合
酒列神社 福井県越前市米口町
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