平安初期の創立、8月14日に佐伯郷灯籠祭、ムクノキの巨木
御霊神社 京都府亀岡市薭田野町佐伯斉ノ神41
[住所]京都府亀岡市薭田野町佐伯斉ノ神41
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御霊神社(ごりょうじんじゃ)は、京都府亀岡市薭田野町佐伯斉ノ神にある神社。佐伯の御霊神社とも呼ばれる。御朱印の有無は不明。

創立は平安時代初期の大同元年(806年)。貞観5年(863年)に悪疫が流行り、悪疫を除くことを願って怨霊を慰め鎮めるために祈願したと伝わる。

御祭神は、大日本根子彦国牽尊彦五十狭芹彦命稗田野神社と並び、「上ノ社」「下の社」と呼ばれた。

例祭は10月23日。お火焚祭が12月15日。8月14日には佐伯郷灯籠祭があり、灯籠祭斎行の薭田野神社・若宮神社河阿神社とともに佐伯郷四社の一社。

佐伯灯籠は、市内に伝わる、祭礼行列に加わる台灯籠と呼ばれる移動式の舞台で、三味線音楽の一つである義太夫節にあわせて演じる人形浄瑠璃。

特有の操作方法によって人形浄瑠璃を演じるもので、その操作法や上演舞台の構造などが特筆に値する。「佐伯灯籠」として、国の重要無形文化財に指定されている。

民家に囲まれた神社だが、数多くの御神木となっているスギ(杉)やムク(椋)の巨木が鬱蒼と茂り、聖域にふさわしい境内となっている。

境内のムクノキは亀岡の名木の中で単木としては最大、京都府下でも最大級の巨木である。樹高22メートル、目通り幹囲8.5メートル、推定樹齢800-1000年。

境内社に、大川神社・稲荷神社がある。

【ご利益】
諸願成就
御霊神社 京都府亀岡市薭田野町佐伯斉ノ神
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