もとは箱崎半島の吾妻山「吾妻権現」、松が船舶の目印
吾妻社 神奈川県横須賀市長浦町5ー15ー1
[住所]神奈川県横須賀市長浦町5ー15ー1
[電話]045-701-9992 - 瀬戸神社

吾妻社(あづましゃ)は、神奈川県横須賀市長浦町にある神社。吾妻神社とも。近代社格では村社。現在は瀬戸神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

JR横須賀線の田浦駅南口を出て、横須賀街道を東進、長浦町五丁目の信号を南に入ると長浦神明社。そこから田の浦へ旧道をのぼると、山頂付近の右手に鎮座する。

創建年代は不詳。御祭神は日本武尊弟橘媛命。もとは長浦神明社と同様、箱崎半島の吾妻山にあり、「吾妻権現」として多くの人から敬われていた。

『三浦古尋録』『新編相模国風土記稿』によると、吾妻権現の社は山上にあり、その松の木は海上を走る船の目印になったという。江戸時代には常光寺が別当を勤めた。

明治6年(1873年)には村社に列した。『吾妻社余禄』によれば、本殿の四本柱には精巧な唐獅子の彫刻が一つずつ取り付けてあったという。

しかし、明治14年・15年(1881年・1882年)頃、横須賀軍港に入港したロシアの軍艦の乗員によって、ひそかに奪い去られたと伝えられている。

明治32年(1899年)、吾妻山一帯が海軍用地として買収されたため、明治33年(1900年)、現在地に遷し、社殿を改築した。

敷地内に幕末の嘉永7年(1854年)当時の氏子が奉納したひょうたん型の浄水盥や、明治16年(1883年)に立てられた「富士登山記念碑」がある。

当社付近には嘉永5年(1852年)に立てられた道祖神塔がある。鳥居は、元治元年(1864年)に奉納されたもの。

現在、吾妻島(あづましま)と呼ばれる旧箱崎半島は、全島が米海軍の吾妻倉庫地区に属しているため、一般人は原則立ち入ることができない。

ただし、Google MAPには吾妻島に「吾妻社(弟橘姫櫛)」が表示されている。当社の旧地だろうか。

例祭は8月17日で夏祭り、湯立神楽があるという。4月上旬の日曜日が春季例祭で、春祭り。

【ご利益】
旅行・交通安全、海上安全、夫婦和合、家内安全
吾妻社 神奈川県横須賀市長浦町
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