沼間から長柄、一色に向かう日本武尊が行先を定めた地
吾妻社 神奈川県三浦郡葉山町長柄130-9
[住所]神奈川県三浦郡葉山町長柄130-9
[電話]-

吾妻社(あづましゃ)は、神奈川県三浦郡葉山町長柄にある神社。通称はお吾妻さま。御朱印の有無は不明。

日本武尊は東征の折、相模国から上総国に向かうに際して、鎌倉、逗子、葉山を通り走水に出たという。

国府から国府への道をたどり、道らしい道もない道を行き、途中では野中で焼き討ちを受けたり、不意打ちを受けたり、苦労した。

当時の逗子湾は、沼間まで、また長江(長柄)の大入江は松久保近くまで入海であったので、沼間から長柄の土坂(かみざか)あたりを越えた。

尾根を道として川向山頂の当たりで行先を定め、一色の滝の坂方面に出たものと考えられている。この道筋に、後の人々が尊を敬慕し、祀ったのが当社。

創建年代は不詳。御祭神は日本武尊と弟橘姫。もとはこの山頂に鎮座したが、昭和51年(1976年)、山頂に長柄小学校が建設されるに伴い、現在地に遷座した。

長柄小学校に隣接し、現在も小高い丘の上にある。参拝時には、小学校の敷地に入らないよう注意する必要がある。

なお、ここに出てくる滝の坂の近く、町内の一色には、滝ノ坂不動尊とも呼ばれる当社と同名の神社がある。

【ご利益】
旅行・交通安全、事業成功、夫婦和合、身体壮健
吾妻社 神奈川県三浦郡葉山町長柄
【関連記事】
神奈川県の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、神奈川県に鎮座している神社の一覧