鎌倉後期の創建、すぐに伊勢人気で天照大神を合祀、大ヒノキ
神明社 神奈川県横浜市泉区新橋町1377
[住所]神奈川県横浜市泉区新橋町1377
[電話]045-814-2023

神明社(しんめいしゃ)は、神奈川県横浜市泉区新橋町にある神社。新橋神明社とも。御朱印の有無は不明。

鎌倉時代後期の嘉元年間(1303年-1305年)の創建と伝わる。当初は国常立神だけをお祀りしていた。

正和年間(1312年-1317年)、伊勢の神宮(伊勢神宮)を参拝、または遥拝する人が多くなったため、村人との合議の上、天照大神を合祀した。

江戸時代後期の文政年間(1818年-1831年)から幕末の万延年間(1860年-1861年)にかけて、社殿・境内の整備が進んだ。

『新編相模国風土記稿』新橋村の条にも「神明宮」とある。大正3年(1914年)に屋根を草葺から亜鉛鋼板に葺き替えが行われた。

現在の社殿は昭和53年(1978年)に建替えられたもので、その折に嘉永6年(1854年)に社殿の建築が行われたことを記した棟札が発見された。

御祭神は、国常立神と天照大神。例祭は9月11日で、例大祭。昔の祭事は村内の最年長が青年5人に奉仕させて行った。

春秋の祭礼を特に厳修し老若ともに川で禊を行い、社殿の大桧を8回廻って心を鎮めてから奉仕したという。

この大桧、つまり大檜(ひのき)で、「神明社の大ヒノキ」として知られ、現在幹周り3.2メートルで、市の名木・古木に指定されている。

なお、当社は新橋五霊社などを兼務している。

【ご利益】
開運招福、家内安全、地域安全
神明社 神奈川県横浜市泉区新橋町
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