中田出世稲荷神社（なかたしゅっせいなりじんじゃ）は、東京都板橋区赤塚にある神社。出世稲荷大明神とも。御朱印の有無は不明。

最寄駅は東武東上線の下赤塚駅、有楽町線・副都心線の地下鉄赤塚駅。下赤塚駅に近く、北口を出て下赤塚交番のすぐ。線路と神社の間には桜の公園があり、桜の名所。

創建年代や由緒は不詳。社号は、江戸時代に当地一帯の地主だった中田氏から命名されたものともされるが、やはり不詳である。

拝殿扁額には正一位出世稲荷大明神とある。京都伏見稲荷大社の系列だろうか。であれば、御祭神は宇迦之御魂神（倉稲魂命）。

川越藩主が参勤交代の折に出世祈願を掛けたことから出世稲荷と呼ばれるようになった、ともされているが、それは練馬区旭町の出世稲荷神社と混同してるか。

ただ、当社もやはり川越街道近くに鎮座しており、そもそも練馬区旭町の出世稲荷神社との直線距離は2キロほどしかない至近で、同じ伝承が残っていても不思議はない。

都内に多い出世稲荷の多くが小祠であるが、当社の場合、一の鳥居・二の鳥居・三の鳥居を備え、拝殿の他、神楽殿もあり、小さくはない。

初午祭が行われ、赤塚諏訪神社の獅子舞などが奉納される場合がある。8月上旬には町会の盆踊りが開催される。境内に盆踊りの櫓が組まれ、露店が出る。

【ご利益】
出世開運、地域安全、家内安全、五穀豊穣

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