「女子医大の段々」脇に鎮座、とぐろの巻き方が逆の左右の狛蛇は金運
[住所]東京都新宿区河田町8
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金弁財天(こんべんざいてん、金辨戝天)は、東京都新宿区河田町にある神社。御朱印の有無は不明。

あけぼのばし通りを北に向かい、狭い「かわだ児童遊園」を過ぎて間もなく、右に東京女子医大病院への近道のような細い道があり、急な石の階段が見え、その脇に鎮座する。

その階段は、「女子医大の段々」と呼ばれている。当社の創建年代は不詳。江戸時代、この地にあった松平伯耆守の屋敷に祀られた邸内社だったとも伝えられる。

戦後しばらく朽ち果てた状態になっていたが、東京女子医大の創設者である吉岡彌生や当時近隣に住んでいた企業経営者などが現在の地に再建したという。

その敷地は、現在も東京女子医大の厚意により、病院の一画を提供してもらっている。当社に湧くように流れる水は、昔は紅葉川による本当の湧き水だったが、現在は水道水。

狛犬の位置には、蛇の像が安置されており、左右の蛇はとぐろの巻き方が逆になっている。中央の丸く盛り上がった部分は卵を抱いているという説もある。

狛巳(狛蛇)と呼ばれ、金運の御利益があるともされている。どちらにしろ、蛇と水という、弁財天の特徴を狭い社地で何とか保っている。

地域の氏神である市谷亀岡八幡宮の宮司現在でも1月、5月、9月の年3回、当社において祭祀を執行している。日常の管理は、地元の有志の方々が行っているようだ。

近年、玉垣の改修など整備が進んだが、その前は戦後の再興からも時を経ており、やはり荒れていた時期があったという。

その際は、「何かいる」という、いわゆる心霊スポットとしても知られていた。奥に女子医大の霊安室があったとされたことも無関係ではなかったようだ。

【ご利益】
病気平癒、金運、技芸・スポーツ上達
金弁財天 東京都新宿区河田町
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