御祭神は鵜鷲守神、鵜草葺不合命のことか、敏達皇女か、簡素な社
宇母理比古神社 徳島県徳島市八多町森時41
[住所]徳島県徳島市八多町森時41
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宇母理比古神社(うもりひこじんじゃ)は、徳島県徳島市八多町森時にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 南海道神 阿波国 勝浦郡「宇母理比古神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀年代は不詳。御祭神は鵜鷲守神。鵜草葺不合命のこと、あるいはその別名などとされる場合もある。

『神名帳考証』には、「古事記ニ ウモリ王アリ。敏達(びだつ)皇子 宇母理王母者庶妹豊御食炊屋姫命」とある。

正確には宇毛理王であり、皇女。社名「比古」とは合わない。ただし、宇毛理王は、鸕鶿守皇女(うもりのひめみこ)や、軽守皇女などとも記載される。

江戸時代には宇母理大明神とも、森時大明神とも呼ばれた。昔、八多川の洪水により、社殿や古文書などすべて流出したようで、よく分かっていない。

狭い境内に、鳥居と、一基の灯篭、コンクリートの倉庫のような社殿があるだけの簡素な神社である。

以前、社殿を覆っていた松の巨木が、松喰い虫に被害に遭い、伐採して、その売り上げ金でコンクリート社殿を建設したという。

例祭は11月1日で秋季例大祭。当社の近くには、やはり式内社である速雨神社がある。

【ご利益】
五穀豊穣、地域安全
宇母理比古神社 徳島県徳島市八多町森時
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