日枝神社日本橋摂社の境内、くっきりとした鳥居と幟、狐像
[住所]東京都中央区日本橋茅場町1-6-16
[電話]03-3666-3574 - 日枝神社日本橋摂社

明徳稲荷神社(めいとくいなりじんじゃ)は、東京都中央区日本橋茅場町の日枝神社日本橋摂社の境内にある神社。日枝神社の兼務社とされる。

現在は日枝神社日本橋摂社の本殿左手にある。くっきりとした鳥居が印象的で、日枝神社日本橋摂社の社殿よりも目立つ。

建物に囲まれた隠れ家のような場所にあるが、赤々とした幟はぴんと張っている。傍に控える四角い顔の狐像が、ユーモラス。

創建年代は不詳。江戸時代前期の元禄年間(1688年-1704年)には茅場町交差点に祀られていたという。

毎月8日の縁日には茶番・狂言などにより賑わったと伝わる。大正12年(1923年)の関東大震災の後、区画整理により現在地に遷座した。

当社の御祭神は宇気母智神。例祭は2月初午の日で初午祭。この日限定の御朱印を頂ける。

昭和5年(1930年)6月、産千代稲荷社を合祀したという。各種資料では、霊験顕著なる翁稲荷、町内鎮座の祇園稲荷、楓川天神なども合祀したという。

『東京名所図会』によれば、「楓川鎧之渡古跡考云、本材木町四丁目川端に、楓川天神の社と稱す祠ありしを、今千川上水跡、裏茅場のうしろなる明徳稲荷の社に合殿」とある。

この楓川天神は、いわゆる江戸二十五天神の一社だとされるが、一説に日枝神社日本橋摂社に合祀されたとも。

なお、中野区中央にも当社と同名の神社があるが、別の神社である。

【ご利益】
商売繁盛、五穀豊穣、事業成功、家内安全
明徳稲荷神社 東京都中央区日本橋茅場町
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明徳稲荷神社 東京都中央区日本橋茅場町の御朱印