頼義・義家父子が創祀とも、旧雑色村の鎮守、各種お守りが充実
[住所]東京都中野区南台3-43-1
[電話]03-3381-4376

多田神社(ただじんじゃ)は、東京都中野区南台にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、清和源氏の家紋である笹竜胆があしらわれた御朱印を頂ける。

社伝などによれば、源頼義・義家父子が奥羽平定の帰途、戦勝の報賽として大宮八幡宮に神鏡を献じ、当地に満仲公を祀ったのが始まり。

以来、旧雑色村の鎮守として崇敬されてきた。御祭神は、贈正一位・鎮守府将軍 多田満仲公。

しかし、江戸時代後期の文政年間(1818年-1830年)編纂の植田孟縉『武蔵名勝図会』には、当社について、下記のように記されている。
戦国時代の永禄年間(1558年-1570年)、多田和泉守の子孫である多田某が当地に居住し、祖神である多田権現を勧請した。
『武蔵名勝図会』には、当地の旧地名「雑色村」について、大宮八幡宮造建の時に神供の雑色料の地があり、これが由来としている。

また、植田孟縉が編纂に関わった『新編武蔵風土記稿』には「多田権現稲荷合社」とあり、近隣の氷川神明合社と隔年で祭りを行っていたことなどが記されている。

安土桃山時代の慶長2年(1597年)、社殿が再建され、文政年間にも修繕が図られた。

明治12年(1879年)7月、村社に列し、明治14年(1881年)に本殿と拝殿が改築された。明治44年(1911年)にも改築された。

現社殿は、昭和35年(1960年)に改築されたもの。拝殿前の狛犬は、明治14年(1881年)に奉納されたもので、阿形が子抱き。

例祭は8月27日で例大祭、多田囃子の奉納がある。2月3日が節分祭で、4月10日が春祭。金運、勝守、縁結び、学業、交通安全、厄災除けなど各種お守りも充実している。

境内社に、多田稲荷神社(宇迦之御魂大神保食命)と、榛名神社(火産霊神埴山毘売命)・御嶽神社(櫛真知命・大己貴命少彦名命)・阿夫利神社(大山祇命)の合殿がある。

また、宗教法人として、みやしろ幼稚園を運営している。

【ご利益】
厄災除け、家内安全、商売繁盛、安産、病気平癒など(公式HP
多田神社 東京都中野区南台
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多田神社 東京都中野区南台の御朱印