旧瀬谷村の鎮守四社の一つ、七サバ参りの一社、区内唯一の梵鐘
[住所]神奈川県横浜市瀬谷区橋戸3-20-1
[電話]045-301-1306 - 諏訪社

左馬社(さばしゃ)は、神奈川県横浜市瀬谷区橋戸にある神社。瀬谷左馬社とも。鳥居扁額には左馬社とあるが、拝殿扁額では左馬神社。現在は諏訪社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。境川中流域に12社ある鯖(サバ)神社の一つで、厄除けの七サバ参りの一社。『新編相模国風土記稿』瀬谷村の条にも「左馬明神社」と記載されている。

それによれば、当時は例祭が8月10日で、八幡社日枝社・諏訪社とともに村の鎮守として崇敬されたという。御祭神は左馬頭源義朝。

当社近くの境内の岸に古宮と呼ばれる森があり、往昔その社を源家縁りの人などが当地に移し、源義朝公を斎ったものと伝えられる。

隣接して、瀬谷八福神である真言宗の西福寺があり、当社の旧別当だった。当社境内にある吊鐘は区内唯一のもので、厄除け、虫除けに鐘をついて祈願したという。

この梵鐘は幕末の文久元年(1861年)に鋳造されたが、太平洋戦争の際供出したため、昭和32年(1957年)に氏子の協力によって新たに現在の鐘が製造された。

現在の例祭は9月10日で例大祭。神奈川県神社庁には橋戸の十日市とあるが不詳。神輿が担がれ、演芸大会があり、お囃子がある。

境内社に、豊受大神・稲荷社・天満宮・古峯神社がある。御神木となる巨樹もあり、当社前の道には道祖神や地神塔がある。

【ご利益】
厄災除け、病気平癒、無病息災
左馬社 神奈川県横浜市瀬谷区橋戸
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