元禄期に祭祀が盛んになり「伊藤前」の町名、3本の区保存樹木
[住所]東京都渋谷区東3-14-20
[電話]-

伊藤稲荷神社(いとういなりじんじゃ)は、東京都渋谷区東にある神社。俗称は伊藤稲荷。登記上は稲荷神社のみで、渋谷氷川神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

創建年代や由緒は不詳。当地にいた豪族伊藤某の邸内で祀られていたものだという。

江戸時代前期の元禄年間(1688年-1704年)、祭祀が盛んになり、今の上智・氷川にかけてかなり広い地域で伊藤前という町名が用いられていたという。

相当信仰のあったようで、小社ではあるが、祭典が賑わった時もあったと言い伝えられている。ただし、江戸時代後期の『新編武蔵風土記稿』に記載はない。

昭和62年(1987年)、社殿が再建された。御祭神は豊受姫命。例祭は2月初午の日。境内には区の保存樹木がイチョウが2本とケヤキが1本の3本ある。

【ご利益】
商売繁盛、事業成功、産業振興、家内安全
伊藤稲荷神社 東京都渋谷区東
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