碑文谷公園の池・弁天池の中島に鎮座、江戸後期の神像
[住所]東京都目黒区碑文谷6-9-5
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厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、東京都目黒区碑文谷にある神社。碑文谷公園の中島に鎮座する。碑文谷厳島神社とも。御朱印の有無は不明。

当社の創建は戦国時代と伝えられ、御祭神は市杵嶋姫命で、古来から水の神・火の神として信仰されているという。

当社が鎮座する碑文谷公園内のこの池は、碑文谷池・弁天池とも呼ばれ、旧碑文谷村の稲作潅漑用として、用いられてきており、その守護神でもあったと考えられる。

江戸時代に約250年の間、碑文谷を知行していた旗本神谷氏の信仰が厚く、嘉永元年(1848年)9月、10代神谷正庸氏(大夢)が弁財天像を奉納、本殿に奉安された。

しかし平成16年(2004年)、当社は放火に遭い、社殿を焼失。弁財天像は無事だったようで、近くの碑文谷八幡宮に仮安置された。

現在までに社殿は再建されているが、弁財天像がどうなっているのかは不明。毎年4月15日に例大祭を、12年に1度の巳歳に大祭が執行される。

なお、碑文谷公園は区立公園で、そこに鎮座する当社は、憲法の政教分離の規定に反しているのではないかと指摘されることがあるという。

法解釈上分からなくもないが、歴史ある社を後世に残すのは我々の勤め。

戦前に行われた神社合併は、一概に否定できるものではないにしろ、今に至るまであまり評判は良くない。当社が同じ轍を踏まないことを切に願う。

【ご利益】
商売繁盛、子孫長久、病気平癒、開運招福
厳島神社 東京都目黒区碑文谷
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