神明2社と杉山社が合併、10月渡御は関東最大級、総重量2トンの神輿
[住所]神奈川県川崎市宮前区有馬5ー13ー24
[電話]044-977-5639 - 白幡八幡大神

神明神社(しんめいじんじゃ)は、神奈川県川崎市宮前区有馬にある神社。有馬神明神社とも。現在は白幡八幡大神の兼務社である。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。現在残されている記録から、江戸時代後期の文政6年(1823年)以前と推察されている。

明治3年(1870年)の神社明細帳には、社殿は弘化2年(1846年)12月の再建とある。同じく有馬村明細帳によれば、当時村内には神明宮二社、杉山明神一社の計三社があった。

『新編武蔵風土記稿』有馬村の条にも、村の東丘上の「神明社」、村の西丘上の「神明社」と、明鏡寺が別当の「杉山社」と記載されている。

当社は、村の西丘上、北耕地所在の「神明社」にあたり、明治43年(1910年)、東耕地の神明宮と北耕地の杉山明神を合併した。

なお、この杉山社は杉山神社72社のうちの一つである。また、この他に、鷺沼耕地の雑社である稲荷神社・面足神社、北耕地の雑社である稲荷神社も当社に合併された。

社殿はその後、何度かの改修が行われ、平成13年(2001年)5月、老朽化により取り壊し、平成14年(2002年)9月、新社殿が竣功した。

御祭神は大日孁貴命。相殿に、五十猛命を祀る。境内社に稲荷社がある。祭礼は古くは8月24日で、杉山明神と隔年で斎行されていた。

現在、例祭は10月7日。近年では10月第1日曜日に例大祭が行われている。神輿渡御が行われ、当日、境内には数百人が詰めかける。

午前中、関東最大級とも言われる総重量2トンの巨大な神輿、子ども神輿の2基が、氏子地域である有馬・鷺沼・東有馬に繰り出す。

有馬街道に出た神輿は、鷺沼駅前の休憩所に向かう。この先は登り坂で、国道246号線下のくぐり抜けが待っている。

神輿が通るには低い姿勢で担がなければ抜けられない。緊張が走り、見ている人も力が入る。抜けた瞬間は大歓声と拍手が沸き上がる。

さらに渡御は続けられ、約12時間後、すでに真っ暗な夜間になって、ようやく宮入りが行われる。

【ご利益】
開運招福、身体壮健、家内安全、地域安全
神明神社 神奈川県川崎市宮前区有馬
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神明神社 神奈川県川崎市宮前区有馬の御朱印