昭和初期、東京金物同業組合事務所に南宮大社を勧請・奉斎
[住所]東京都千代田区岩本町2-1-5
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金山神社(かなやまじんじゃ)は、東京都千代田区岩本町にある神社。神田駅の東、岩本町駅の南、小伝馬町駅の北西、新日本橋駅の北。御朱印の有無は不明。

昭和初期(元年は1926年)、東京金物同業組合が総本宮である南宮大社の御分霊を組合事務所に奉斎し、創建された。御祭神は、金山彦命金山姫命

境内掲示によれば、この2柱は「伊勢に鎮座される天照大神の御兄姉神にあたられ、古来採鉱、冶金、鋳造、鍛冶等、広く金属関係一切を司られる祖神と仰がれ」たという。

もともと江戸時代には、現在のJR神田駅の周辺に鍛冶屋や金工職人が多くいたとされ、それらの祖神が何らかの形で奉斎されていた素地が当地にはあったと考えられている。

当社は第二次大戦の災禍にあって、祭祀が一旦途絶えた。戦後、業界を挙げて再建の計画が起こった。

そこで、現在地が鎮座地に定められ、昭和27年(1952年)10月、改めて総本宮より御分霊を奉迎して仮殿に奉安した。

その間も社殿造営の工事は着々と進められ、昭和29年(1954年)11月8日、鎮座奉祝の大祭が盛大に斎行された。

今でも例祭は毎年11月8日で例大祭、鞴祭とも、ふいご祭りとも。人でごった返したり、夜店が出たりするような祭りではなく、神事が執り行われる。

1月8日には新年祭があり、5月8日には春祭が行われる。

【ご利益】
鍛冶・刀工・鋳物師など鉄と炎の匠たちの守護、事業成功
金山神社 東京都千代田区岩本町
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