村中央の丘上に産土神として奉斎、江戸後期の石鳥居
子神社 神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町167
[住所]神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町167
[電話]045-441-0470 - 笠䅣稲荷神社

子神社(ねのじんじゃ)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町にある神社。近代社格では村社。現在は笠䅣稲荷神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

創建年代は不詳。おそらく今井の地に人々が生活をはじめた頃、村の中央の丘上に産土神として祀られたものと考えられている。

村人の厚い尊崇を受けて、江戸時代前期の天和3年(1683年)12月28日には社殿が再興され、江戸時代後期の文化5年(1808年)9月18日にも社殿造営が行われた。

文化7年(1810年)には石鳥居が建立された。明治6年(1873年)、村社に列した。御祭神は大国主命。その眷属により、社名が定まったと思われる。

大国主命といえば、因幡の白兎が連想されやすいが、『古事記』には因幡の白兎の他、鼠に窮地を救われる話が掲載されている。

現在の社殿は、昭和51年(1976年)10月16日に竣工したもので、鉄筋コンクリ-ト造、広さ43.7坪。社殿は北西向き。

社号標は「國學院大學助教授 木村真太郎謹書」とある。東陽道人として知られ、『日本名筆字典』などを公刊した書家。

社殿は、本殿・幣殿・拝殿から構成され、権現造風のものだが、伝統的な神社建築に現代の建築様式を採り入れた独特の社殿となっている。

例祭は9月18日で例大祭。種々の神賑いが行われる。2月初午に末社田島稲荷神社例祭の初午祭がある。

毎年12月20日頃から新年より神棚に祀るための神札が配布される。12月31日は除夜祭とともに、古神札焚上祭が行われる。

なお、市内には中区日ノ出町にも同名の神社がある。

【ご利益】
産業振興、医薬、病気平癒、縁結び
子神社 神奈川県横浜市保土ケ谷区今井町
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