江戸後期に勧請、讃岐高松藩邸社と合祀して再興、東京ドーム側
[住所]東京都文京区本郷1-5-11
[電話]03-3811-2038

金刀比羅宮東京分社(ことひらぐうとうきょうぶんしゃ)は、東京都文京区本郷にある神社。近代社格では無格社。金刀比羅神社東京分社などとも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

江戸時代後期の文政2年(1819年)、板橋市左衛門が所有地内に金毘羅大権現を観請したことに始まる。

明治4年(1871年)11月、元町1丁目の松平邸に移祭、明治13年(1880年)、神社として公認され、明治21年(1888年)に金刀比羅宮の境外末社に加えられた。

明治23年(1890年)、神田和泉町から深川古石場町に遷座、その後、「深川のこんぴらさん」として親しまれた。明治40年(1907年)10月、金刀比羅神社に改称した。

大正12年(1923年)の関東大震災で被災したが、昭和5年(1930年)、松平家により再興され、社殿が整備された。

しかし、昭和20年(1945年)3月、第二次大戦中の東京大空襲で社殿の一切を焼失、御神霊は本宮に遷された。

昭和31年(1956年)、もと高松藩主松平家より、讃岐高松藩の邸内社として寛政5年(1793年)に創建された水道橋金刀比羅神社の境内地が、再建用地として讃岐本宮に寄進された。

昭和39年(1964年)、本殿流造・幣殿・拝殿向拝付・透塀を再建し、水道橋金刀比羅神社を合祀、現在地にて再興した。以来、「水道橋のこんぴらさん」として親しまれている。

御祭神は、大物主命倉稲魂命。例祭は5月19・20日。1月10日には初十日祭が、2月3日には節分祭があり、佐渡ヶ嶽部屋の力士による豆まきが行われる。

東京ドームの東側、白山通りから一本東の路地に鎮座する。境内は広くはないが、樹木が多く、ユーモラスな顔立ちの狛犬、水道橋稲荷社などがある。

なお、港区虎ノ門にも金刀比羅宮があるが、こちらは讃岐丸亀藩の江戸藩邸に勧請されたもの。

【ご利益】
海上守護、大漁満足、五穀豊穣、殖産興業、招福除災
金刀比羅神社東京分社 東京都文京区本郷
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