「精出耕地」に開拓四家で青井の四ツ家、東西宮と権現さまを合祀
[住所]東京都足立区青井2-15
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四ツ家稲荷神社(よつやいなりじんじゃ)は、東京都足立区青井にある神社。近代社格では無格社。現在は西之宮稲荷神社の兼務社である。御朱印の有無は不明。

当地は、江戸時代の開拓期に、最後の最後まで拓かれずに残された地域を、村民が精を出して拓いた地。

そのことから「精出耕地(せいだしこうち)」と命名された。後に「精」と「耕」のそれぞれの漢字の旁をとって「青井」となった。

また、社号の四ツ家は、開拓者の市川、鵜飼、高橋二家の家が四つあったことにより命名された旧地名。

江戸時代、四ツ家のある次郎左衛門新田には、東の宮と西の宮の二つの稲荷社があった。東の宮は現在の青井3-18の付近に鎮座していたという。

明治になり、一村一社の政策が進められたため、現在地にあった西の宮に東の宮が合祀され、その際、鵜飼家の屋敷神だった「権現さま」徳川家康も合祀された。

御祭神は、宇迦之御魂命と徳川家康。境内社に稲荷神社があるが、社号は見当たらず、これが合祀の東の宮かどうかは不明。

例祭は9月15日。2月には初午祭があり、11月には七五三などがある。

【ご利益】
五穀豊穣・商売繁盛、出世開運、事業成功
四ツ家稲荷神社 東京都足立区青井
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