平安前期に修繕の「つつじの杜」、4月につつじ園が開園
[住所]大阪府豊中市宮山町1-10-1
[電話]06-6852-4735

春日神社(かすがじんじゃ)は、大阪府豊中市宮山町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

社殿北側のつつじの園は満開時、大勢の見物客で賑い、当社そのものも「つつじの杜」と称す。4月上旬にはつつじ園が開園され、春祭り、英霊慰霊祭が行われる。

創建年代は不詳。伝承によれば、平安時代前期の承和2年(835年)、社殿の修繕をしたといい、それ以前からの鎮座ということになる。

創立以来、旧桜井谷村の地の神として親しまれてきたが、南北朝時代初期の延元3年(1338年)、兵火に遭って焼失、その後は仮殿に御神霊が納められた。

戦国時代の文明15年(1483年)、社殿が再建されたが、永正6年(1509年)、室町幕府10代将軍足利義稙に神田152石を半減され、その後荒廃した。

さらに追い打ちをかけるように、織田信長が伊丹城主だった荒木村重を討伐する際に戦乱に巻き込まれて社殿が焼失、天正6年(1578年)に仮殿に御神霊を納めた。

その後、安部摂津守の領地となり、再建に着手、江戸時代前期の慶安3年(1650年)9月12日に御祭神を遷座した。

社殿前の燈籠は、江戸時代中期の延享元年(1744年)、領主安部摂津守に奉献されたもの。また、本社殿前の狛犬は江戸時代後期の文政7年(1824年)に少路村・内田村の若中より奉献された。

御祭神は、天照皇大神天児屋根命武甕槌大神。例祭は10月12日で例大祭、秋祭り。神楽やだんじり囃子の奉納が行われる。

1月15日には左義長(とんと焼き)があり、2月3日が節分祭で、追儺式、お火焚き祭り、福豆撒き、甘酒の接待がある。

薬師社(薬師如来=少彦名命)、天神社(菅原道真)、稲荷社(豊受姫大神宇賀魂大神火産大神)、山神社(素盞嗚尊)、地蔵尊、大山津見社(大山津見大神)がある。

薬師社には薬師如来像と木造漆箔薬師如来坐像があり、いずれも市の文化財に指定されている。

【ご利益】
開運招福、武運長久・勝運、家内安全(公式HP
春日神社 大阪府豊中市宮山町
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