慶長期の勧請、長命寺境内社を移設、境外社に市杵島神社、盆踊り
[住所]東京都練馬区高野台1-16-7
[電話]03-3996-4864

谷原氷川神社(たにはらひかわじんじゃ)は、東京都練馬区高野台にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。社伝によれば、天正年間(1573年-1593年)から当地に住んでいた増島家の増島左内が村民と協議し、慶長年間(1596年-1615年)に氷川神社を勧請したという。

御祭神は須佐之男命。また、寛永16年(1639年)、元横山砦(金山郭)の本丸跡に氷川社を再建、二の丸のあたる金山(横山)稲荷(宇稲魂命)を合祀して、谷原村の鎮守としたという。

『新編武蔵風土記稿』にも、「村ノ鎮守ナリ長命寺ノ持」とあり、長命寺が当社の別当寺だった。明治7年(1874年)、村社に列した。

『北豊島郡神社誌』によれば、氏子区域は「石神井村大字谷原全部(板橋区石神井谷原町全部220戸)」とある。

明治の神仏分離、最近の道路拡幅工事などで何度か移転・改築が行われたが、棟札によれば、本殿は天保6年(1835年)、拝殿は嘉永5年(1852年)の建築。

昭和29年(1954年)に改修され、境内の黒杉が用いられた。平成21年(2009年)2月より玉垣及び境内整備が着工され、同年8月に竣工した。

例祭は9月15日で例大祭。子供御輿の巡行がある。また、神輿渡御がある西暦奇数年のみ、10月第2土・日曜日に行われる。

その際には、境内で奉納踊りとして盆踊りが開催される。名物曲として、平和音頭とポケモン音頭がある。

他にも、マツケンサンバに合わせたツーステップの炭坑節や、正調で踊るヤングマンなど、当社盆踊り特有の曲が多いのが特徴だという。

当社拝殿内には江戸時代からの大絵馬十数枚が奉納されている。その中には、安政6年(1859年)、万延年間(1860年-1861年)などのものが含まれる。

石造物では、文政12年(1829年)銘の御手洗石があり、他に春日灯籠、狛犬、社号標などがある。昭和34年(1959年)10月建設の慰霊碑もある。

境内には大樹が多い。シラカシ、カヤ、クロマツ、サクラ。それに幹回りが1メートルもあるヤブツバキがある。

境内には末社が三社あり、皇太神宮(天照大神)、八幡神社(応神天皇)、春日神社(天児屋根命)。

『新編武蔵風土記稿』谷原村長命寺の項に「三社宮大神宮八幡春日三神ヲ安ス」とあり、江戸時代にはこの三社は長命寺境内にあった。明治になり、当社に移された。

境外社に市杵島神社(市杵島姫命)がある。当社の北、約500メートルの地に鎮座。通称は箕輪築真弁財天。江戸時代には存在していたという。

この地には弁天池という大きな池があり、その涌き水を利用して近在の谷原高野台高松町の農家の水神として崇敬されたという。

明治20年(1887年)4月3日、この弁財天の社殿が造営されるなど、信仰を得ていたが、都市化とともに池も埋まり、水田もなくなり、社殿が残るのみで荒廃した。

昭和62年(1987年)、当社の境外社として認可を受け、平成10年11月20日には新社殿が新築され、境内整備が行われた。

【ご利益】
健康長寿、病気平癒、厄災除け、家内安全、商売繁盛など
谷原氷川神社 東京都練馬区高野台
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