奈良期に創立、江戸期に大和を勧請して勝手明神、神明本殿
加都良乃神社 兵庫県多可郡多可町中区間子631-1
[住所]兵庫県多可郡多可町中区間子631-1
[電話]0795-32-0076

加都良神社(かつらじんじゃ)は、兵庫県多可郡多可町中区間子にある神社。間子加都良神社、加都良乃神社とも、加都良乃命神社とも呼ばれる。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 山陽道神 播磨国 多可郡「加都良乃神社/加都良乃命神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

奈良時代の天平元年(729年)の創立と伝わる。御祭神は、加都良命(加都良之命)。加都良命は不詳。河内国 若江郡の式内社に「加津良神社」があるが、関連があるか。

現在までに当社では、高皇産霊命天忍穗耳命も併せて祀る。古くは大己貴命を祀っていたとも。

安土桃山時代の慶長元年(1596年)、祭事所役を定め、池田輝政は、鳥居にいたる二間幅の馬場先を寄進したという。

江戸時代には、勝手明神、蔓明神と称された。修験者が大和へ修行に行き、大和国袖振山から勝手明神として天受祝尊を当社へ勧請し、合祀したものとされる。

寛永7年(1630年)、寛文元年(1661年)、寛延3年(1750年)にそれぞれ造営・修理が行われた記録が残る。

明治7年(1874年)、村社に列した。明治22年(1889年)、本殿・拝殿が改修され、幣殿が新築された。

現在の本殿は神明造り。県下でも数少ないもので、希少価値があるという。

拝殿には、江戸時代後期の天保13年(1842年)に奉納された絵馬が2枚、掲げられている。

5-6位の高貴な神官が描かれており、また、湯釜なども描かれていて、古式豊かな湯釜神事が荘厳に営まれていたことを物語っている。神輿行列もあった。

また、やはり今は廃絶しているが、明治12年(1879年)に「獅子頭差し出し届け書」が出されており、往時は獅子舞いの奉納がったことが考えられている。

現在、当社の例祭は10月8日。なお、当社のほとんど真西数百メートルの岸上に、同名の神社があり、当社の御旅所だったという。

また当社の北西方向の天田にもやはり同名の神社がある。当社から勧請されたことが確実で、年代も下るが、式内参考社とされる。

【ご利益】
地域安全、家内安全、学業・受験合格、一族・子孫繁栄
加都良乃神社 兵庫県多可郡多可町中区間子
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