黒田官兵衛の正室・光姫ゆかり、志方庄30ヶ村の総鎮守
[住所]兵庫県加古川市志方町志方町301-2
[電話]079-452-0052

志方八幡神社(しかたはちまんぐう)は、兵庫県加古川市志方町志方町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

通称は、志方八幡宮、志方八幡神社、志方大宮(しかたおおみや)、八幡神社、八幡さん、志方妙見さん、志方の宮。

平安時代の天永2年(1111年)、志方庄宮谷に創祀された。はじめは妙見大明神として崇敬された。

戦国時代の明応元年(1492年)、志方城主である櫛橋左京亮伊則が現社地に奉遷し、八幡神を勧請、志方庄30ヶ村の総鎮守としたという。

御祭神は、応神天皇(誉田別命)・神功皇后玉依比売命(比売神)。神紋は尾長三つ巴。

櫛橋左京亮は黒田官兵衛の正室である光姫(てるひめ)の曾祖父と伝わっている。そのため、当社イメージキャラクター「てるひめちゃん」がいる。

江戸時代前期の寛文4年(1664年)8月、能楽堂が建立され、神領5石があって、古来より厄除・安産の神として、また播磨三社八幡の一つとして崇敬された。

この能楽堂は、県の重要文化財に指定され、西本願寺能舞台に次ぐ日本で2番目に古いものだったという。

昭和40年(1965年)の台風で倒壊。その後、平成4年(1992年)、式年遷宮に伴う伊勢の神宮(伊勢神宮)の前の流れる五十鈴川に架かる宇治橋の古木を拝領し、再建された。

例祭は10月第2土・日曜日。土曜日の宵宮では、電飾屋台が奉納され、日曜日の本宮では屋台の練り合わせや、「胡蝶の舞」が奉納される。

胡蝶の舞は新しい型の舞楽、正式には「和光楽」。少女による舞で、ファン倶楽部のウェブサイトもある。2月19日には厄除大祭があり、湯立神事や餅まきが行われる。

平成15年(2003年)には、本殿・幣殿・拝殿の大屋根が改修され、平成26年(2014年)には、本殿の改修と拝殿の新調が行われた。

かつて境内には、旧社務所があった所に能満寺という寺院があり、現在でも当社には鐘楼がある。平成26年に改修された。

なお、当社は旧印南郡において、毎年春、3月末から5月初頭のいずれかに行われる臨時の祭り、国恩祭を行う神社の一社。上記、社殿の改修はいずれも当社国恩祭の記念事業。

境内社に、本殿西に志方戎神社がある。1月9日・10日が十日戎の初えびす、十日えびすがある。吉兆の授与が行われる。

社務所主屋・社務所門・社務所蔵が国の登録有形文化財である。

【ご利益】
厄災除け、子宝・安産、交通安全、病気平癒、家内安全(公式HP
志方八幡神社 兵庫県加古川市志方町志方町
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