江戸前期の創建とも、江戸後期から幕末の石造物、雨乞い厳島社合祀
[住所]東京都世田谷区上祖師谷4-19-24
[電話]03-3309-5651

上祖師谷神明社(かみそしがやしんめいしゃ)は、東京都世田谷区上祖師谷にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

創祀・創建年代は不詳。給田川沿いに水田の発達した、江戸時代前期の元禄年開(1688年-1703年)の創建とも。御祭神は天照皇大神

年代を示すものとしては、江戸時代後期の享和元年(1801年)9月建立の石燈籠や、幕末の文久2年(1861年)8月建立の手洗石がある。

『新編武蔵風土記稿』上祖師ヶ谷村の条には「神明宮」とあり、村の鎮守で、別当は安穏寺だったという。

明治6年(1873年)12月、村社に列し、明治41年(1908年)には会計法指定神社となった。

明治42年(1909年)、大道北796番地の稲荷社(倉稲魂命)と同所字本伊勢449番地の本伊勢社の両無格社を合祀した。

明治45年(1912年)4月、社殿を改築し、遷座祭が執行された。

昭和41年(1966年)、祖師谷1丁目1205番地の三峯社と同所1207番地の厳島社を合祀当社境内に遷座した。

この厳島社は、以前は雨乞いの神として弁天さまを祀り、土地の人々によって雨乞いの行事も行われたという。

この二社の他、当社の境内社には、諏訪神社・秋葉神社・稲荷社がある。稲荷社は、『新編武蔵風土記稿』にも記載されている。

昭和42年(1967年)11月1日、社殿、社務所、石鳥居が竣工、境内整備が完し、正遷座祭が執行され、11月3日には遷座奉祝祭が行われた。

例祭は10月1日。現在は10月第1日曜日に本祭、前日の土曜日に宵宮が行われている。宵宮では地元の有志による素人演芸が行われる。

本祭では神輿の渡御が行われ、太鼓車、子供御輿を含め、町内を巡行し、19時からプロによる奉納演芸が行われる。

【ご利益】
開運招福、五穀豊穣・商売繁盛、地域安全
上祖師谷神明社 東京都世田谷区上祖師谷
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