平安前期に清和源氏の始祖が創建、光秀の戦火で焼失、楽々葉大明神
[住所]京都府亀岡市宮前町猪倉宮ノ下55
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篠葉神社(しのは じんじゃ)は、京都府亀岡市宮前町猪倉宮ノ下にある神社。近代社格では村社。御朱印の有無は不明。

平安時代前期の延喜年間(901年-923年)、清和天皇の第六皇子で、清和源氏の始祖である貞純親王が当地の氏神として創建したのに始まる。

御祭神は、産業神である彦火々出見命(幸福の神)、山神である大山祇命(酒造の祖神で武門の守護神)、野神である野椎命(天地創造の神で夫婦神)。

創建以来、当地の人々によって崇敬され、奉斎されてきたが、安土桃山時代の天正年間(1573年-1593年)、明智光秀の丹波攻めの際の戦火で焼失した。

江戸時代前期の承応2年(1653年)5月、氏子の手によって再建された。当時は楽楽葉御社/楽々葉大明神御社と呼ばれたという。現在でも氏子は「ささばじんじゃ」と呼ぶこともあるという。

江戸時代中期の享保年間(1716年-1736年)、旧伏見宮家20代邦家親王より、篠葉大明神の書を下賜された。正面鳥居には現在も篠葉大明神の扁額が掲げられている。

明治3年(1870年)、現社号に改称し、明治6年(1873年)には村社に列した。例祭は10月17日。祈年祭が3月17日、新嘗祭が11月23日に行われる。

当社に隣接して谷性寺(光秀寺)があり、明智光秀の首塚と伝わる塚がある。現在、毎年秋にその門前周辺で明智家の家紋であったキキョウの鑑賞会(ききょうの里)が開催されている。

境内社に、八幡宮・大山神社・稲荷神社・内宮神社・外宮神社・秋葉神社がある。

【ご利益】
開運招福、武運長久・勝運、産業振興、夫婦和合
篠葉神社 京都府亀岡市宮前町猪倉宮ノ下
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