室町後期に神社として整備、9月だんじり祭は春木が宮入り
[住所]大阪府岸和田市八幡町13-25
[電話]072-437-5151

弥栄神社(やえいじんじゃ/やさかじんじゃ)は、大阪府岸和田市八幡町にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創祀・創建年代は不詳。往古春木の海浜に土着した掃守氏の祖神、「振魂命」を斎祀ったのが始まりと伝えられている。

当地は湾岸埋め立て工事以前、海岸よりわずか700メートルの、通称八幡山といわれた砂丘上だった。

その後、度重なる戦乱のため一時は廃社となるも、室町時代後期、戦国時代の天文年間(1532年-1555年)には各地より移住した人々が再び社を興したという。

その際、氏神として牛神神社と称したともいう。安土桃山時代の天正8年(1580年)には素盞嗚尊を鎮祭して、現社号を称するようになったという。

御祭神は素戔嗚尊。明治5年(1872年)、村社に列し、明治40年(1907年)1月には神饌幣帛共進社に指定され、明治41年(1908年)に会計法適用神社になった。

その後、順次近郊の社を合祀し、大正4年(1915年)に磯上弥栄神社を合祀、春木・大芝両地区の総氏神として崇敬された。

例祭は9月15日。いわゆる岸和田だんじり祭で、春木地区のだんじりが宮入りする。

当地域には18町14台の地車(だんじり)があり、当社境内には1台1億円以上とされるだんじりが何台も格納されているという。

境内社に、八幡神社(品陀別命)・熊野神社(恵比須神社。伊邪那美命大国主命事代主命)・市杵島神社(狭依毘売命)・白永神社がある。

【ご利益】
厄災除け、地域安全、家内安全(公式HP
弥栄神社 大阪府岸和田市八幡町
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弥栄神社 大阪府岸和田市八幡町の御朱印