枯れることのない御神水と一重と八重の花が混じって咲く「幣掛桜」
[住所]奈良県吉野郡吉野町吉野山329
[電話]0746-32-3024

幣掛神社(しでかけじんじゃ)は、奈良県吉野郡吉野町吉野山にある神社。吉野八社明神の一社。御朱印の有無は不明。

ロープウェイには乗らず、くねくねの山道である七曲がりを歩いて下ったところ、ロープウェイの駅が見えてくる手前に鎮座する。

この地は吉野山字四手掛で、この字名が冠されて社名になった。

御祭神は水を司る速秋津比売神。現在も当社からは湧水が出ている。いかなる日照りが続いても、枯れることがなかったという。

大峰山の行場の一つで、脇には役行者を祀る祠があり、修験者はここでお参りをしてから登ったという。そのため、大峰山一の行場とも呼ばれる。

鳥居のそばある「幣掛桜(しでかけざくら)」は、一重と八重の花が混じって咲くという珍しい桜。

第108代後水尾天皇(在位:1611年-1629年12月22日)が山を訪れた際、牛車をわざわざ引き返して御覧になったという故事から、「御車返し」とも呼ばれる。
幣掛の 花やまことの ご神水(直房)
などとも歌われ、桜と水で有名な社として知られた。

【ご利益】
身体壮健、健康長寿、リフレッシュ
幣掛神社 奈良県吉野郡吉野町吉野山
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