秀吉が重視した七曲がり、関目発祥、大坂城の鬼門鎮護に武神を勧請
[住所]大阪府大阪市城東区成育5-15-20
[電話]06-6931-6844

関目神社(せきめじんじゃ)は、大阪府大阪市城東区成育にある神社。正式名称は須佐之男尊神社とも。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創祀・創建年代は不詳だが、安土桃山時代の天正8年(1580年)、豊臣秀吉が大坂城築城の際、この付近を防衛線の一部として重視した。

その一環として、当地から古市・森小路の間、10町あまりの京街道を屈折させて、敵兵の進軍を俯瞰できるようにした。これが俗に七曲がりと呼ばれる。

これと同時に、北方守護として、武神の須佐之男尊を奉斎、大阪城鬼門鎮護の神として毘沙門天・牛頭天王を勧請し、小祠を建立したのが始まりとされる。

境内には「関目発祥の地」の碑が建つ。関目とはこの地に見張り所があったことに由来し、「目で見張る関所」の意味。

江戸時代中期の正徳年間(1711年-1716年)、台風により被災。

明治5年(1872年)、村社に列した。明治18年(1885年)の大水害によって流出したが、明治21年(1888年)に復興した。

現在の本殿は昭和52年(1977年)の再建。正面鳥居の扁額には「須佐之男尊」とある。

例祭は10月21・22日で秋祭り。7月21・22日には夏祭りがある。だんじりはあるが、現在は曳行されていない。神輿がトラックで運ばれて巡行する。

また、4月22日が春祭り、1月15日がどんど祭り。

境内社に毘沙門天王社がある。昭和60年(1985年)の再建。また、牛頭天王社がある。

本殿裏には「明治天皇御駐輦之趾」の碑がある。明治天皇が慶応4年(1868年)、大坂行幸の際、当地付近の茶屋で小休止した。

なお、七曲がりの一部は、当社から都島通りを挟んで、旭区高殿町に残されている。

【ご利益】
方除け、厄災除け、病魔退散、地域安全
関目神社 大阪府大阪市城東区成育
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関目神社 大阪府大阪市城東区成育の御朱印