もとは小名木川流域5ヶ村の鎮守、戦後合併、8月例祭、3晩納涼踊り
[住所]東京都江東区大島7-24-1
[電話]03-3681-7058

東大島神社(ひがしおおじまじんじゃ)は、東京都江東区大島にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

江戸時代中期までに、小名木川の水運をもとに村々が栄え、その鎮守として、五つの神社が存在していた。

つまり、永平神社・ 子安神社・小名木神社・北本所牛島神社 ・南本所牛島神社である。

このうち、子安神社・小名木神社は稲荷社として、『新編武蔵風土記稿』にも記載され、別当はそれぞれ寶塔寺だった。

また、小名木神社は、小名木村を開拓した小名木四郎兵衛が安土桃山時代の天正年間(1573年-1592年)に創建したもの。

しかし、昭和20年(1945年)3月10日の東京大空襲により町並み全てが灰燼と化し、五社とも社殿・社史ともに焼失した。

戦後、町並みの復興とともに神社再建の声があがり、昭和27年(1952年)に五社を合併し現鎮座地に社殿が建立され、翌昭和28年(1953年)に竣工記念大祭が執行された。

御祭神は、天照皇大神・牛島大神・稲荷大神。牛島大神は、須佐之男命天之穂日命・貞辰親王の3柱の総称である。

再建に際しては、牛嶋神社猿江神社の協力を得たという。氏子地域は、江東区大島5・6丁目の一部、江東区大島7・8・9丁目の全域。

町並みも整備され、もとの賑わいを取り戻すも、月日とともに社殿などの傷みが多くなったため、昭和53年(1978年)、現社殿と参集殿が建てられた。

平成14年(2002年)には鎮座50年事業として社殿の修復、平成19年(2007年)には境内玉垣改修工事などが行われた。

例祭は8月4日。当日は本殿祭が斎行される。この日より3日間、18時からの三晩、納涼踊りが行われる。

翌5日が宵宮祭で、提灯みこしが出御し、6日が神幸祭で、みこし・山車が巡幸する。4年ごとに「本祭り」が開催される。

2月3日が節分祭で、豆まきが行われる。

境内には、天明7年(1787年)銘の庚申塔、文政2年(1819年)銘のある豊栄社石祠、水神宮石祠、力石など、合併各社から焼失を免れた文化財などが安置されている。

平成29年(2017年)1月-3月にTBSで放映されたドラマ「下剋上受験」の撮影が行われ、ロケ地になったことでも知られている。

【ご利益】
開運招福、厄災除け、地域安全、商売繁盛(公式HP
東大島神社 東京都江東区大島
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