鴨川と桂川との合流点の西岸、鴨川の水運信仰に基づく住吉大明神
[住所]京都府京都市伏見区羽束師鴨川町368
[電話]075-921-599 - 羽束師坐高御産日神社

神川神社(かみかわじんじゃ)は、京都府京都市伏見区羽束師鴨川町にある神社。住吉大明神神川神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 山城国 乙訓郡「神川神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀・創建年代は不詳。鴨川と桂川との合流点の西岸にあたり、航海安全の祈願のため、摂津国の住吉神社を勧請したという。

御祭神は、底筒男命中筒男命上筒男命住吉三神と、上津少童命(表津少彦命)。なぜかワタツミ三神の一柱のみ。

古くから「神川坐住吉神社」と呼ばれていた。奈良時代末期の延暦2年(783年)。長岡宮造営の時、大祓いを行ったという。

鴨川の水運に関連した信仰が厚かったという。『山城名勝志』によれば、鴨川村森内にあって、当村の氏神だったという。

また、下久我村の北東に位置し、現地では神川社と呼ばれ、住吉明神とも。村名も神川が本来であって、鴨川は誤りか、とも指摘されている。

『山城志』では、「今雲宮と称す」とある。明治6年(1873年)、村社に列し、明治10年(1877年)に式内比定された。

昭和58年(1982年)10月に竣工した神明造、桧皮葺の本殿と、割拝殿がある。境内社に、大神宮社(天照大神)、稲荷神社がある。

なお、当社は1月に行われる近隣21社からなる乙訓鎮座神社巡りの一社である。

【ご利益】
海上・交通安全、物流・運送・倉庫業守護
神川神社 京都府京都市伏見区羽束師鴨川町
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神川神社 京都府京都市伏見区羽束師鴨川町の御朱印