霊峰大岳山の山頂に本社、三都郷に里宮、警告・渓流の神戸岩
[住所]東京都西多摩郡檜原村字大嶽8189(本社。里宮
[電話]-

大嶽神社(おおだけじんじゃ)は、東京都西多摩郡檜原村にある神社。御朱印の有無は不明。

奥多摩の霊峰大岳山の山頂手前の大嶽に本社が、麓の檜原白倉、三都郷に里宮が鎮座する。地図では本社が大岳神社などと表記される場合がある。

創建は古く、日本武尊が東征の折り、住民が尊の徳を慕って山頂に大嶽大神の社を建立したのが始まりという。

その後、奈良時代の聖武天皇の世に、吉野山の広国押武金日尊を勧請、合祀し、大嶽金峰山蔵王権現と称した。

古くから農業の神として、また火災や盗難の守護神として山岳信仰の対象だった。本社は徳川幕府の江戸城守護の祈願が行われていたという。

現在までに御祭神は、大国主命少彦名命・日本武尊・広国押武金日尊など。例祭は4月8日。10月に秋祭りがあり、郷土芸能祭。御輿渡御がある。

この大岳山は、秩父の三峰山奥多摩の御岳山に並ぶ関東の狼信仰の山としても知られ、今でも里宮では狼の護符を発行している。

里宮から北西、本社からは南西に神戸岩(かのといわ。地図)がある。特定の岩というよりは、複数の巨岩により渓谷や洞窟が形成されている地域。

修験者はこの神戸岩から本社を目指したという。本社の入口を意味し、神域の戸岩=神戸戸岩=神戸岩になったという。

神戸岩に行くには、ロッヂ神戸岩というキャンプ場(地図)を目指す。そこから駐車して、徒歩で数十分ほどで周辺を散策できる。

ただし、大岩の連続で、足場が悪く、運動靴・スニーカーなどの装備は必須。渓谷を流れる渓流にも定評がある神戸岩は、都の天然記念物に指定されている。

【ご利益】
五穀豊穣、事業成功、病気平癒、身体壮健
大嶽神社 東京都西多摩郡檜原村大嶽
【関連記事】
東京都の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、東京都に鎮座している神社の一覧