白鳳期創建の四宮、創祀は登呂遺跡から? 信玄の兵火、井鎌大明神
伊河麻神社 静岡県静岡市駿河区稲川1-10-15
[住所]静岡県静岡市駿河区稲川1-10-15
[電話]054-285-6614

伊河麻神社(いかまじんじゃ)は、静岡県静岡市駿河区稲川にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「伊河麻神社(駿河国・有度郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

白鳳4年(675年)4月4日の創建と伝わる。4が並んだためか、四宮と呼ばれた。これが実際に駿河国四宮とも認知されるようになったという。

社伝によれば、現在の鎮座地は奥宮があった場所。現在地の南約800メートルに里宮があり、現在も鳥居株、石垣添などの字名が残っているという。

一方で、近くの登呂遺跡との関係も指摘される。登呂遺跡に代表される当時の祭祀に関わっていた、とも。そうなると創祀は実に弥生時代までさかのぼることになる。

『駿河国風土記』に「伊軻麻神社」、『駿河国神名帳』には「正四位下 伊賀麻明神」、『駿河国新風土記』は「駿河国四宮」とある。

後述の「井鎌」含め、社号の意味は不詳。「厳しい(いかめしい)」=おごそかで重々しい、という意味ではないかともされる。

戦国時代の永禄11年(1568年)、武田信玄の侵攻により、奥宮・里宮ともに焼失した。江戸時代を通じて、八幡宮と称した。御祭神は現在も品陀別命

江戸時代後期の弘化2年(1846年)、奥宮のあった現在地に再建した。再建時の棟札には、井鎌大明神とある。江戸時代前期の寛文2年(1662年)の棟札にも「井鎌」がある。

明治8年(1875年)2月、郷社に列し、明治42年(1909年)6月18日、神饌幣帛料供進社に指定された。

昭和20年(1945年)6月19日、戦災で焼失した。昭和50年(1975年)12月25日、郷社列格100年記念事業として社殿を新築、竣功した。

例祭は9月15日。境内社に、金刀比羅神社・稲荷神社・火産神社があるという。クスノキの巨木もある。

平成16年(2004年)3月頃から、この地域では放火と見られる不審火が20件以上続き、当社もその被害を受けとされる。

【ご利益】
家内安全、地域安全、厄災除け
伊河麻神社 静岡県静岡市駿河区稲川
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