和銅3年以前の創祀、白石明神とも、4月に江戸中期以来の能楽奉納
真木山神社 三重県伊賀市槙山3227
[住所]三重県伊賀市槙山3227
[電話]0595-42-1191

真木山神社(まきやまじんじゃ)は、三重県伊賀市槙山にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 伊賀国 阿拝郡「眞木山神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では村社。

創祀・創建年代は不詳。『惣國風土記』に、「和銅三年に圭田を献じ神禮を加えた」とあり、奈良時代の和銅3年(710年)以前には存在していたことになる。

真木山大明神と称され、真木山として、『続日本紀』天平17年(745年)4月の条に、山火事があったことが記されている。

往古は白石山に鎮座し、白石明神とも呼ばれていたが、安土桃山時代の天正年間(1573年-1593年)に、槙山の地に遷座した。

槙山は『東大寺要録』にも記されており、古代から、良質の木材を供給していた地だった。なお、旧地の白石の地には現在、白石神社が鎮座している。

明治4年(1871年)7月、村社に列した。明治40年(1907年)、天満社と白石神社を、翌明治41年(1908年)には境内社の神明社ほか7社を合祀した。

現在の白石神社の奥に、天満社の小祠があるという。明治40年の合祀はこの二社のことともされる。

ともかく、当社の御祭神は現在までに、主祭神を、天児屋根命経津主命・真木山神とする。

また、菅原道真伊邪那岐命応神天皇大物主命健速須佐之男命武甕槌命大日霊貴命蛭子命火之迦具土命天手力男命大山祗命を合祀する。

例祭は4月18日。江戸時代後期の文政5年(1822年)に建立された、茅葺の能舞台で金春流能舞が奉納される。

能楽の奉納自体は、江戸時代中期の宝永年間(1704年-1711年)以来の伝統だという。その始まりには、興味深い逸話が残されている。

大和国の能楽師が京都御所を拝し、参宮する道すがら、京都から近江国信楽谷を経て、伊賀国白石峠を越え、この槙山郷にさしかかった時に、急な腹痛に襲われた。

道端で七転八倒の苦しみと闘っていると、ふと目の前に当社の鳥居が目に入った。能楽師は無我夢中で手を合わせ、 一心不乱に祈願した。
大神様、どうぞ私の願いをお聞き届け下さい。この腹痛を取り除いて下さるならば、 必ずや例祭には能の奉納をさせて頂きます
と。すると、たちまち今までの腹痛は嘘のように消え、能楽師は大神に幾度も御礼を述べ、旅を続けたという。

【ご利益】
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真木山神社 三重県伊賀市槙山
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