義満の勧請も創祀は古代か、2月に一夜官女祭、夏祭りでだんじり
[住所]大阪府大阪市西淀川区野里1-15-12
[電話]06-6471-0277

野里住吉神社(のざとすみよしじんしゃ)は、大阪府大阪市西淀川区野里にある神社。正式には住吉神社のみ。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

南北朝時代末期の永徳2年(1382年)、野里川の合戦の際、戦勝祈願に足利義満が勧請したものと伝える。もとは住吉大神宮と呼ばれていた。

御祭神は、底筒男命中筒男命表筒男命住吉三神と、息長帯比売命。いわゆる住吉四神。

『摂津名所図会』に、「この里の民家より十二、三ばかりの女子に女裳を改め神供を備ふ。これを野里の一夜官女といふ」とある。

風水害と悪疫で「泣き村」と呼ばれた野里は、毎年子女を1月20日丑三ツ時に唐櫃に入れて人身御供とする習慣があった。

これを薄田兼相(岩見重太郎。?-1615年)が大きな「猅々」を退治して救ったと伝えられる。村の災厄除けの祭り、「野里の一夜官女」として今に伝える。

当社境内には、これにちなむ乙女塚「瀧の池」の跡地がある。

明治になり、住吉神社と改称され、明治5年(1872年)には村社に列した。明治40年(1907年)から、一夜官女の祭典が2月20日に変更された。

明治42年(1909年)、神饌幣帛料供進社に指定された。昭和40年(1965年)、社殿が改築され、その時の出土品から、5-6世紀にはすでに神祠があった推定されている。

つまり、当社は南北朝時代よりもはるか以前より、祭祀が続けられていたことになる。似たケースのものに、大和田住吉神社がある。

毎年2月20日に行われる一夜官女祭は府指定文化財。7人の女児(一夜官女)を迎えに行くため、正装した行列が、その時の当矢の家に向かう。

家では、親子別れの盃という当矢の式が行われた後、夏越桶と呼ばれる7つの膳をしつらえる。

7つの膳は、鯉・鮒・鯰・餅・酒・小豆・干し柿・豆腐・大根・菜種菜。

その上で、当社に向かってまた行列が始まる。町を練り歩き、当社到着後、本殿で神楽が奏上され祭事が行われる。

祭事が終わると直会(なおらい)があり、ゴンタクロウ汁を全員で頂く。

例祭は8月1日で、夏祭。前日7月31日が宵宮。だんじりの宮入り、練り廻しがある他、子供たちによる太鼓や踊りがある。

境内社に、淀川戎神社(事代主命大国主命)、五座相殿社(草祖神菅原道真春日大神八幡大神・八百万大神)、事平神社、月頼大明神、勝雄木稲荷神社、源次郎稲荷がある。

【ご利益】
交通安全、厄災除け、病魔退散、諸願成就
野里住吉神社 大阪府大阪市西淀川区野里
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野里住吉神社 大阪府大阪市西淀川区野里の御朱印