江戸中期に島屋氏が新田開発で勧請、平成に道路拡張で境内整備
[住所]大阪府大阪市此花区島屋3-13-28
[電話]06-6461-0147

産土神社(うぶすなじんじゃ)は、大阪府大阪市此花区島屋にある神社。近代社格では村社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

江戸時代中期の宝暦12年(1762年)、島屋市兵衛が新田開発のため勧請したのが当社の創始。

御祭神は、皇祖天照皇大神、海波の守護神・清祓の神である住吉大神、五穀豊穣の神である宇迦之御魂神

明治5年(1872年)、村社に列し、明治44年(1911年)8月7日には恩貴島北之町(酉島町)の皇太神宮を合祀した。

この皇太神宮は、江戸時代前期の元禄15年(1702年)、大宮仁右ヱ門が恩貴島新田を開拓するに当り、奉斎されたもの。

当社は大正4年(1915年)11月、神饌幣帛料供進社に指定された。昭和9年(1934年)9月21日の室戸台風で損失したため、正蓮寺川南岸の旧地より現在地に遷座した。

昭和13年(1938年)7月16日、鎌倉時代の遺縄にのっとり、荘厳な社殿を造営し、遷宮した。

第二次大戦の空襲被害を免れ、その後も再三の風水害の被害には、常に時の氏子崇敬者の奉賛によって、その都度営繕を行ってきたという。

平成10年(1998年)、当社現斎地遷座61年・創建230年奉祝記念事業として、本殿・拝殿の屋根銅版葺き替え工事を行った。

平成11年(1999年)には桜島守口線道路拡張工事のため、やむなく境内地の一部を市に譲渡した。

その境内整備事業として、本殿・拝殿を南へ約4メートル移設し、末社・手水舎・制札もあわせて移設、屋根葺き替え工事を行った。

また、神器庫(太鼓蔵)・社務所の新築、玉垣新設など、平成13年(2001年)2月に完工し、4月の春大祭に併せて奉告祭を斎行した。

例祭は10月16日。4月に春大祭、7月に夏大祭(夏祭り)がある。境内社に、稲荷神社・祖霊社・斎火産霊大神・古楠根社・事平社がある。

【ご利益】
開運招福、交通安全、五穀豊穣・商売繁盛
産土神社 大阪府大阪市此花区島屋
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