源義家が八幡神を合祀、源義経の伝承、上杉景勝や高田藩主の崇敬
直江八幡宮 新潟県上越市東本町4-3
[住所]新潟県上越市東本町4-3
[電話]025-523-4477

直江八幡宮(なおえはちまんぐう)は、新潟県上越市東本町にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

『延喜式神名帳』にある「江野神社(越後国・頸城郡)」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

創立年月は不詳。はじめ早苗村福島、関川河口近くすなわち直江津の地に鎮座したという。

平安時代の康平年間(1058年-1064年)、奥州に向かう源義家が社殿を再建して八幡神を合祀したとも伝える。

文治年間(1185年-1190年)、源義経が奥州からの帰路に鎧を奉納、兜を境内の池に投じて武運長久を祈願したという。

安土桃山時代の天正6年(1576年)、兵火に罹り焼失したが、慶長3年(1598年)には上杉景勝により再建。

江戸時代初期の慶長13年(1608年)、堀秀治が社殿を修復した。また、慶長17年(1612年)、松平忠輝の高田築城にともなって城下に遷座した。

寛永3年(1626年)、越後高田藩藩主松平光長は当社を守護総社とし、城内の矢場に当社の御分霊を遷祭し、矢場宮と呼ばれるようになった。

御祭神は誉田別尊息長帯姫尊玉依比女命。また配神として、田紀理比女命奥津嶋比女命市寸嶋比女命宗像三女神と、武内宿禰を祀る。

明治40年(1907年)、高田町高土ノ内大字高田廻字出丸の辨天社(市寸島姫之命)と八幡宮(誉田別尊)を合祀した。

例祭は9月5日・6日で、秋祭り。町内会館の前に神灯を掲揚する。神楽舞などが奉納される。

境内社に、大神社(天照大神豊受姫大神大国主神大宮姫神・高良玉垂神・菅原道真朝臣・猿田彦命)、稲荷神社(宇賀迺御魂命須佐之男尊大市杵比女命)、粟嶋神社(神直日神)、産霊神社(伊邪諾尊)、大国神社、釣舟神社(少彦名命)、受持神社(保食命)がある。

なお、式内社「江野神社」の論社は他に、市内名立大町に式内同名神社がある。

ただし、資料によると、江野神社の神主の舎弟が当社へ奉仕の際、江野神社御祭神を相殿に祀った、ということのようで、当社に式内の由緒は伝わっていないともいう。

【ご利益】
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直江八幡宮 新潟県上越市東本町
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