四天王寺の鎮守、天王寺七宮、狛虎は阪神タイガースファンが祈願
[住所]大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-40
[電話]06-6779-8554

大江神社(おおえじんじゃ)は、大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町にある神社。近代社格では郷社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

四天王寺の鎮守として、聖徳太子が奉斎したと伝えられる。天王寺北村の産土神で、豊受大神を祭祀している。

上之宮、小儀、土塔、河堀、堀越、久保の各社とともに天王寺七宮と呼ばれた。

神仏混淆で毘沙門天を祀り、乾の社と称して、四天王寺の所管となり、境内に神宮寺が建てられ、社務も僧徒、四天王寺東光院神宮寺の別当が当った。

明治維新後、神仏分離となり、慶応3年(1867年)、現社名に改称した。大江岸(おおえのきし)に続いた社地だったことからの命名。

明治4年(1871年)、郷社に列し、明治40年(1907年)には下記の各社を合祀した。

・大道1丁目字土塔の村社土塔神社(素盞鳴尊
・上之宮町字上之宮の村社上之宮神社(欽明天皇。相殿に大己貴命少彦名命
・東区安土町二丁目の無格社男山八幡神社(応神天皇

また、明治41年(1908年)には、勝山通一丁目字小儀の村社小儀神社(素戔嗚尊)を合祀した。男山八幡神社以外、いずれも天王寺七宮。

先の戦争により、絵馬堂と神器庫を残しすべて焼失したが、昭和38年(1963年)、氏子崇敬者により本殿、拝殿が復興された。

1800坪の広い境内には約130本もの榎木、楠木などの樹木が覆い繁り、市の保存樹林の指定を受けている。

例祭は10月16日で秋祭。夏祭は7月16日で、神輿巡行・夜店などは16日の前の土・日曜日に開催される。

境内外社に、日吉稲荷神社、羽呉神社(もとお蔵の鎮守)、大江護国神社(山口藩の志士48名の霊を祀る)がある。

狛虎がある。由来は不詳であるが、300年以上前の作と考えられている。その昔、狛虎の奥に毘沙門天を祀る堂があり、虎は毘沙門天を護るとされている。

狛虎はもとは阿吽で一対をなしていたが、吽形の方が明治初期に某寺に持ち出されてしまったという。現在の吽形は平成15年(2003年)に再建されたものである。

狛虎には、阪神タイガースのファンより、メガホン、虎の小さい置物やぬいぐるみなどが供えられていることがある。

また、狛虎付近には阪神タイガースの優勝を祈願する張り紙や木札がある。なお、普通の狛犬も存在する。

【ご利益】
開運招福、厄災除け、衣食住守護、産業振興(公式HP
大江神社 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町
【関連記事】
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
大江神社 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町の御朱印