称徳天皇の深日行宮跡、瓦業、古代はスズ、10月やぐらの宮入り
國玉神社 大阪府泉南郡岬町深日921
[住所]大阪府泉南郡岬町深日921
[電話]072-492-2377

国玉神社(くにたまじんじゃ、國玉神社)は、大阪府泉南郡岬町深日にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 畿内神 和泉国 日根郡「国玉神社」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

千歳川岸の丘麓にあり、昔は樹木欝蒼として、深日港に近く、遠く淡路島や摂淡連峯を望める。創祀年代は不詳。

奈良時代、称徳天皇が天平神護元年(765年)9月に深日行宮を造営したが、当社がその地にあたるという。

御祭神は大国主大神。国魂命・大国魂などの説もある。国内神名帳に正五位下国玉神とある。

深日庄は、平安時代の寛治4年(1090年)より戦国時代の大永年間(1521年-1528年)まで、京都賀茂神社の神領だった。

そのため、浜山の賀茂神社は繁栄したのに対して、当社は衰微。江戸時代になっても隆昌をすることなく、細々と祭祀が続けられた。

明治6年(1873年)、郷社に列し、明治41年(1908年)には神饌幣帛料供進社に指定された。

明治45年(1912年)6月、浜山の村社賀茂神社(賀茂別雷神)を相殿に合祀、また、末社だった八幡社(誉田別神)・若宮八幡(大鷦鷯神)・戎社(事代主大神)の三社も相殿に合祀した。

現在の本殿は、もとの賀茂神社の本殿を移築したもので、梁行4間桁行3間の銅葺流造。拝殿の「大国玉神」の木の額は、旧深日村の古事によれば門厳の書だという。

大鳥居には瓦製の扁額が掲げられ、瓦産業で栄えた往時をしのばせる。鳥居の東側には称徳天皇紀州行幸の行宮址の碑が建立されている。

例祭は10月2日・3日で、秋季例大祭。現在は10月体育の日あたりに行われている。やぐら祭りが行われ、やぐらの宮入りがある。

末社五社として、大神社(天照皇大御神豊受比売大神息長足比売大神)、大鳥神社(日本武神)、出雲神社(大国主大神)、住吉神社(底筒男大神中筒男大神表筒男大神)、大山積神社(大山祇大神)がある。

また、他の末社に祓戸社があり、瀬織津比売大神・速秋津比売大神・伊吹戸主大神・速佐須良比売大神を祀る。

なお、当地の岬町、特にその鍛冶屋谷はスズの産地として知られている。五十瓊敷命の墓とされる淡輪ニサンザイ古墳、宇度墓が岬町にはある。

その五十瓊敷命は、「大刀一千振りを制作して、石上神宮に納めた」が、この大刀は、当地のスズで制作されたという指摘がある。

【ご利益】
産業振興、事業成功、病気平癒、縁結び
国玉神社 大阪府泉南郡岬町深日
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