まさに摂津・和泉の「堺」、両国一宮の御旅所、式内社を祀る
[住所]大阪府堺市堺区宿院町東2-1-6
[電話]072-232-1029

宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)は、大阪府堺市堺区宿院町にある神社。摂津国一宮住吉大社と和泉国一宮の大鳥大社の頓宮、御旅所。参拝すれば、御朱印を頂ける。

年代は不詳ながら、古くから住吉大社の御旅所として設置され、住吉の「宿居」から転じて「宿院」と呼ばれるようになったという。

古くから夏の大祓日に住吉大社から神輿を迎え、境内西側にある飯匙堀で「荒和大祓神事」が行われてきた。

明治以降、大鳥大社からも神輿の渡御が行われるようになり、国境の町「堺」を象徴する、摂津・和泉の両一宮の御旅所となった。

現在は、7月31日に大鳥大社から、8月1日に住吉大社から神輿の渡御が行われている。

神社として、波除住吉神社(住吉四柱大神。住吉三神神功皇后)と大鳥井瀬神社(弟橘姫命)を祀る。

この大鳥井瀬神社は、大鳥五社の一社で、飛鳥時代の慶雲3年(706年)創建。『延喜式神名帳』にある「大鳥井瀬神社(和泉国・大鳥郡)」に比定される式内社(小社)。

波除住吉神社は、江戸時代後期の文化13年(1816年)、あるいは天保12年(1841年)、旧堺港の海上守護として、住吉大社の御分霊を勧請して創建された。

当初、波除住吉神社は吾妻橋通、現在の堺駅付近に鎮座したが、幕末の万延元年(1860年)、旧堺港小波止に遷座した。遷座はこれよりも前との記録もある。

この小波止は、現在の北波止緑地。菅原神社の御旅所の隣に神社跡碑が建てられ、対岸の大浜公園にあった龍女神像が平成12年(2000年)に復元、設置された。

この2社は大正年間(1912年-1926年)に相次いで当社境内に遷座。堺大空襲による焼失以前は二社殿が並んでいたという。

戦災によって焼失後、昭和24年(1949年)、廣田神社から譲られた御用材により、社殿が再建され、二社一殿の現在の形式になった。

以前の神域は東西84間・南北60間と広大だったが、フェニックス通り(宿院通り)の貫通・拡幅などによって、6分の1程度に縮小された。

フェニックス通りの分離帯に「住吉大鳥両大社頓宮」と書かれた石柱(山之口筋交差点)や旧宿院跡碑が建てられており、かつて神域であったことを表している。

【ご利益】
海難除け、交通安全、安産、諸願成就(公式HP
宿院頓宮 大阪府堺市堺区宿院町東
【関連記事】
大鳥五社とは? - 大阪府堺市周辺、和泉国の式内社「大鳥」を冠する五つの神社
大阪府の神社 - 本サイトに掲載されている神社で、大阪府に鎮座している神社の一覧
宿院頓宮 大阪府堺市堺区宿院町東の御朱印