香取神社が兼務、亀出稲荷神社と愛宕神社、草分稲荷神社を合祀
[住所]東京都江東区大島3-31-5
[電話]03-3684-2813 - 香取神社

亀出神社(かめでじんじゃ)は、東京都江東区大島にある神社。大島亀出神社とも、あるいは愛宕神社とも。御朱印の有無は不明。

前身は亀出稲荷神社と愛宕神社。5代将軍徳川綱吉(在任:1680年-1709年)の時代に松平定儀が別邸を築くに際して、鬼門除として創祀したのが亀出稲荷神社。

また、江戸時代前期の寛文12年(1672年)に亀戸出村にあった霊巌寺領の鎮守として創建したとされるのが愛宕神社。

愛宕神社は、『新編武蔵風土記稿』大島村の項に、大島稲荷神社とともに、「共に村内及び大島町の鎮守なり。勝智院持」とある。

この2社を昭和31年(1956年)に現在地に合祀して成立したのが当社である。御祭神は、迦具土命宇賀御魂命

さらに、昭和48年(1973年)には大島1丁目に鎮座していた草分稲荷神社を境内へ合祀、境内社とした。

この草分稲荷神社の神は、たまたま3代将軍徳川家光がこの池に遊猟の際、草繁き狩場で道に迷ったところを助けたという伝承が残る。

その後荒廃したが、昭和15年(1940年)に役所がここに移転するや、庁内の有志が発見された祠を復建し、毎年ささやかな祭をしてきた。

昭和16年(1941年)頃、この社の神が香取神社宮司の夢枕に立ち、「火難」があるかもしれないから、後世大切に祀るようにとのお告げがあったという。

それらの経緯を経て、昭和48年、現在は香取神社が兼務している当社境内に移された。当社は香取神社の例大祭における神輿渡御の際の出発点ともなっている。

【ご利益】
火防、商売繁盛、事業成功
亀出神社 東京都江東区大島
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