もとは成願寺の境内社、村民の移住で遷座、小林一茶旧居とも
[住所]東京都江東区大島2-15-4
[電話]03-3431-0327

愛宕神社(あたごじんじゃ)は、東京都江東区大島にある神社。大島愛宕神社とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

創建年代は不詳。御祭神は火産霊命(軻遇突智神)。当初、墨田区中之郷の成就寺の境内で祀られていた。

江戸時代初期の寛永年間(1624年-1644年)に中之郷の村民が大島(中之郷出村)に移住した。

この際、村民が成就寺に示談し、元禄年間(1688年-1704年)になってようやく中之郷出村に遷座した。

なお、成就寺は現在、江戸川区平井へ移転している。

江戸時代後期の俳人である小林一茶(1763年-1827年)は、享和3年(1803年)から文化5年(1808年)にかけての句帳や日記に「本所五ッ目愛宕山」と記している。

40代前半の一時期を当社に仮住いしていたと考えられている。現在、当社は「小林一茶旧居」としても知られている。

境内には御神木の根元に、一茶の下記の歌碑がある。その下には力石があるという。
雀の子、そこのけそこのけ御馬が通る
ただし、仮住まいしたのは、大島5丁目にあった同名神社ではないか、との説がある。大島5丁目の愛宕神社は大島稲荷神社に合祀された。

当社は大正12年(1923年)、氏子区域の中央にあたる現在地へ遷座した。例祭は8月15日。境内社に、愛宕稲荷神社・地蔵堂がある。

【ご利益】
火防、厄災除け、文筆、スポーツ・技芸向上
愛宕神社 東京都江東区大島
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愛宕神社 東京都江東区大島の御朱印