島明神「羽分の大后」の子の次男、三原山に対する信仰
[住所]東京都大島町泉津不重250-2
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波知加麻神社(はちかまじんじゃ)は、東京都大島町泉津不重にある神社。御朱印の有無は不明。

『延喜式神名帳』にある「波治神社(伊豆国・賀茂郡)」に比定される式内社(小社)。近代社格では郷社。

創祀年代は不詳。『三宅記』によれば、三島大神事代主命)が大島に置いた后を「羽分の大后」には二人の王子があった。

一人は「太郎王子おほい所」、一人は「次郎王子すくない所」。この「太郎王子おほい所」が大宮神社の御祭神である阿治古命。

「次郎王子すくない所」が当社の御祭神である波治命。ただし『神社明細帳』には大廣祇命と記されている。

また、二人の母である「羽分の大后」は、波布比咩命として、波浮港の波布比咩命神社に祀られている。

社号の「波治加麻」は、波治という地の山間部という意味で、「波治ケ間」となったという。古記録には、八可間、波治竈、羽路釜、蜂竈などとある。

江戸時代には「八何間大明神」「波治竈明神」と称した。明治7年(1874年)、郷社に列した。例祭は5月28日。

当社の後方2キロの地点には、「蜂の尻」という山があり、その延長線上に三原山の火口が位置している。

兄弟である大宮神社も三原山を信仰対象とするが、当社も三原山を神聖視していたようだ。

参道には杉が林立して陽光をさえぎり、緑の杉苔が絨毯のように本殿へと続いている。

本殿の周囲は深山を思わせる静寂さで、神秘的な雰囲気を漂わせている。

本殿は昭和に入り造営されたもので、間口が約1.2メートル、奥行き約1.1メートル。

拝殿は、間口が約3.7メートル、奥行き約3.6メートルで、本殿と拝殿との間に幣殿がある。

本殿の右奥と左奥に石祠がある。左側の石祠は歯の神とされており、右側については詳細不明。

【ご利益】
家内安全、地域安全、厄災除け
波知加麻神社 東京都大島町泉津不重
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