江戸前期の元禄までは海岸線に鎮座、参道脇に豊玉彦尊の墓
浜殿神社 長崎県対馬市豊玉町仁位字清源寺原1718
[住所]長崎県対馬市豊玉町仁位字清源寺原1718
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浜殿神社(はまどのじんじゃ、濱殿神社)は、長崎県対馬市豊玉町仁位にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 西海道神 対馬国 上県郡「波良波神社」に比定される式内社(小社)の論社あるいは旧地。

創祀年代は不詳。御祭神は豊玉彦尊。仁位浅茅湾の奥、仁位川沿いに鎮座している。

江戸時代前期の元禄年間(1688年-1704年)に行われた干拓前、この辺が海岸線だったと考えられ、まさに社号にふさわしい立地。

小高い台地に、椎の老木が茂り、欝蒼としている。この森の奥に祠があり、その真裏に石棺(古墳)があったといい、出土品が保存されているという。

参道脇には「豊玉彦之御陵墓」、つまり豊玉彦尊の墓があり、石棺が埋まっているという。

豊玉彦尊は、『古事記』大綿津見神として登場する海神で、初代神武天皇の祖の一人。。

少し複雑で、二人の娘がおり、一人は神武天皇の祖母、一人は母。

一説に、式内社「波良波神社」はもとは当地に鎮座したが、奈良時代の天平年間(729年-749年)、和多都美神社の境内に遷座したという。

例祭は8月23日。

【ご利益】
水難除け、海上安全、大漁満足
浜殿神社 長崎県対馬市豊玉町仁位
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