垂仁朝の勧請、飛永明神とも「道祖神さま」とも、武門の崇敬
中尾神社 山梨県笛吹市一宮町中尾上手1331
[住所]山梨県笛吹市一宮町中尾上手1331
[電話]-

中尾神社(なかおじんじゃ)は、山梨県笛吹市一宮町中尾にある神社。御朱印の有無は不明。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 八代郡「中尾神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。

第11代垂仁天皇7年正月甲子日に勧請、創建されたという。御祭神は、大己貴命少彦名命

飛永明神とも呼ばれた。平安時代の天慶年間(938年-947年)、藤原忠文が東征の際、幣帛を奉ったと伝わる。

新羅三郎義光(源義光)以降、武田家代々の崇敬を受け、社領が寄進された。その伝統は江戸時代も続いた。

明治4年(1871年)、社領を上知、当地に奉遷し、村社に列した。

本殿は唐破風、桧皮葺で、江戸時代初期の建築とされ、拝殿は明治40年(1907年)に改築した。

例祭は10月17日。1月14日・15日、現在はその前後の土・日曜日に、お蚕の神として近郷に知られた大きな祭がある。現在は、交通安全の信仰があるという。

境内に道祖神があり、当社そのものも「道祖神さま」と呼ばれる。昭和57年(1982年)、天神社を境内に遷祀した。他に、山神社・大神社がある。

なお、式内社「中尾神社」の論社は他に、市内八代町米倉に同名の神社がある。

【ご利益】
交通安全、産業振興、五穀豊穣、学業・受験合格
中尾神社 山梨県笛吹市一宮町中尾上手
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