勅旨牧の穂坂牧の役人妻女が祈願した社、穂坂総社の降宮大明神
[住所]山梨県韮崎市穂坂町宮久保6051
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倭文神社(しずりじんじゃ)は、山梨県韮崎市穂坂町宮久保にある神社。降宮明神とも。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「倭文神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。

創建年代は不詳。御祭神は、天羽槌雄命・天棚機姫命。『大日本史』では、建葉槌命・棚機姫命としている。

穂坂の総社だという。古社地は柳平の地とされ、現在の本宮倭文神社が鎮座するところ。そこからから降って来た、ということで「降宮」とも。

また、「降宮」とは「おりみや」、つまり「織宮」のことであるとも。機織りの祖神であることからの命名だともいう。

境内案内によれば、倭文は「しずおり」。社名の読みは現在「しずり」だが、「しとり」「しつり」とも。

ともかく、麻などの繊維を赤・青などに染めて横糸として織った古代織物のこと。また、『延喜式』に勅旨牧として、穂坂牧が出てくる。

穂坂御牧が栄えたころ、御牧の役人の妻や娘などが中心となって織った精巧な織物を指し、これらの女性たちが技芸の上達を祈るために奉斎されたとされる。

江戸時代の朱印地は12石5斗。『甲斐国志』によれば、宮久保村に鎮座して、柳平・三ツ澤を含む産神で、山宮が柳平、つまり現在の本宮倭文神社の地か、その近くのことだろう。

山宮は七夕社と称され、御祭神の天棚機姫神は、織女と称して七夕に群参し、また産婦の守護神とも称せられた。古棟札には穂坂総社倭文神社降宮大明神とあるという。

7月7日には神子神楽があったという。どちらにしろ、やはり七夕と縁深いということになる。

なお、式内社「倭文神社」の論社は、当社の元の山宮、あるいは旧地とされる先の本宮倭文神社の他に、甲斐市の諏訪大神社がある。

【ご利益】
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倭文神社 山梨県韮崎市穂坂町宮久保
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倭文神社 山梨県韮崎市穂坂町宮久保の御朱印