上之社の「笠屋」、「笠宿り」や宿借石、源義光の祈願所
[住所]山梨県北杜市須玉町若神子3282
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諏訪神社(すわじんじゃ)は、山梨県北杜市須玉町若神子にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。

延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「笠屋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では郷社。

創建年代は不詳。当地近辺は、日本武尊の子らを封したところとも伝わる。

駒井の当麻戸神社を下之社、穴山の穂見神社を中之社、当社が上之社と呼ばれ、「上」が「笠」の意だという。

また、当社特殊神事の「笠宿り」から、もとは笠屋神社だったのではないかと考えられている。

御祭神は、建御名方命。後ろの山上に巨石(宿借石)があり、大石神社とも呼ばれたという。

平安時代中期、新羅三郎義光(源義光)の祈願所だったこともあり、その霊を祀って義光明神とも呼ばれたという。

また、平安時代末期の武将で、黒源太の異称を持つ甲斐源氏の祖、源清光の祈願所だったとも伝わる。

現在の本殿は江戸時代前期の貞享5年(1688年)9月28日の建立。朱印社領は3石4斗だった。

明治6年(1873年)、郷社に列し、明治41年には御崎神社を合祀した。

例祭は10月第1土曜日。特殊神事として、申・寅年の7年目に御柱祭が行われ、御柱2本を境内に立てる。里曳きには氏子の男女老若を問わず奉仕し、盛大に執り行われる。

なお、式内社「笠屋神社」の論社は非常に多く、他に、甲府市国母の熊野神社甲斐市南アルプス市甲府市の式内同名神社、北杜市の五社神社甲州市の当社と同名の神社がある。

【ご利益】
武運長久・勝運、一族・子孫繁栄、地域安全
諏訪神社 山梨県北杜市須玉町若神子
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諏訪神社 山梨県北杜市須玉町若神子の御朱印