御所庭「御所天神」小笠原長清の館跡付近、的場の地名も
[住所]山梨県南アルプス市小笠原469
[電話]055-284-6190
笠屋神社(かさやじんじゃ)は、山梨県南アルプス市小笠原にある神社。参拝すれば、御朱印を頂ける。
『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「笠屋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創建年代は不詳。御祭神は事代主命。一部資料では、大鷦鷯命も併せて祀るという。往古は朝廷から御下降の新田があったと伝えられる。
平安時代末期の治承年間(1177年-1181年)、武田信義が320貫文の神領を寄附したが、戦国時代の天文年間(1532年-1555年)、大和川洪水のため流出して河原になった。
江戸時代になり、慶長年間(1596年-1615年)、桜井安芸守など四奉行の黒印状により、神領2石と社地1090坪が寄進された。
慶安年間(1648年-1652年)には、3代将軍徳川家光が朱印状により神領2石の寄進があって、社中竹木諸役の免除があり、以降、将軍家による朱印状が続いた。
江戸時代中期の正徳4年(1720年)、拝殿が改築された棟札があるという。明治4年(1871年)、上知し、村社に列した。
現在の本殿は、昭和42年(1967年)に再建され、社務所は昭和44年(1969年)に建設された。拝殿については、平成6年(1994年)に改築がされた。
例祭は4月10日で、神輿渡御や舞殿において浦安の舞が奏上される。10月15日には秋の例祭がある。
境内に「御所天神」という祠がある。当地を「御所庭」といい、鎌倉初期の武将である小笠原長清(1162年-1242年)の館跡と伝えられている。
大正年間(1912年-1926年)に、小笠原小学校が移転・新築の際、天神宮跡が発見され、当地で奉斎されたのが、この御所天神。
当社の神紋も、小笠原氏の家紋と同じで、地名から見ても、小笠原氏とのつながりが深かったと考えられる。
また、所在地の旧称は的場で、その御所庭に続く東隣りにあり、弓馬礼法などの師範だった小笠原氏との関係も考えられるという。
なお、式内社「笠屋神社」の論社は非常に多く、他に、甲府市国母の熊野神社、甲斐市・甲府市の当社と式内同名神社、北杜市・甲州市の諏訪神社、北杜市の五社神社がある。
【ご利益】
武運長久・勝運、一族・子孫繁栄、地域安全
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『延喜式』巻9・10神名帳 東海道神 甲斐国 巨麻郡「笠屋神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。
創建年代は不詳。御祭神は事代主命。一部資料では、大鷦鷯命も併せて祀るという。往古は朝廷から御下降の新田があったと伝えられる。
平安時代末期の治承年間(1177年-1181年)、武田信義が320貫文の神領を寄附したが、戦国時代の天文年間(1532年-1555年)、大和川洪水のため流出して河原になった。
江戸時代になり、慶長年間(1596年-1615年)、桜井安芸守など四奉行の黒印状により、神領2石と社地1090坪が寄進された。
慶安年間(1648年-1652年)には、3代将軍徳川家光が朱印状により神領2石の寄進があって、社中竹木諸役の免除があり、以降、将軍家による朱印状が続いた。
江戸時代中期の正徳4年(1720年)、拝殿が改築された棟札があるという。明治4年(1871年)、上知し、村社に列した。
現在の本殿は、昭和42年(1967年)に再建され、社務所は昭和44年(1969年)に建設された。拝殿については、平成6年(1994年)に改築がされた。
例祭は4月10日で、神輿渡御や舞殿において浦安の舞が奏上される。10月15日には秋の例祭がある。
境内に「御所天神」という祠がある。当地を「御所庭」といい、鎌倉初期の武将である小笠原長清(1162年-1242年)の館跡と伝えられている。
大正年間(1912年-1926年)に、小笠原小学校が移転・新築の際、天神宮跡が発見され、当地で奉斎されたのが、この御所天神。
当社の神紋も、小笠原氏の家紋と同じで、地名から見ても、小笠原氏とのつながりが深かったと考えられる。
また、所在地の旧称は的場で、その御所庭に続く東隣りにあり、弓馬礼法などの師範だった小笠原氏との関係も考えられるという。
なお、式内社「笠屋神社」の論社は非常に多く、他に、甲府市国母の熊野神社、甲斐市・甲府市の当社と式内同名神社、北杜市・甲州市の諏訪神社、北杜市の五社神社がある。
【ご利益】
武運長久・勝運、一族・子孫繁栄、地域安全
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